丸善丸の内で牡丹靖佳「ルソンバン」原画展

【銀座新聞ニュース=2018年4月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は4月17日から5月17日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで牡丹靖佳さんによる「ルソンバンの大奇術」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で4月17日から5月17日まで開かれる牡丹靖佳さんの「ルソンバンの大奇術」原画展に展示される絵本の表紙。

画家の牡丹靖佳(ぼたん・やすよし)さんが2月15日に絵と文章を手がけた「ルソンバンの大奇術」(福音館書店、税別1500円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

「ルソンバンの大奇術」は雷のマジックで、劇場のスターだったルソンバンだが、たった一度の失敗ですべてを失い、カフェで細々と手品を披露する日々を送っていたが、少年テレピン、野良犬ベレとの出会いをきっかけに、少しずつマジックへの情熱と自信を取り戻す。しかし、ある日、ベレが危険な犬と勘違いされ、ケイサツに連れていかれ、ベレを助け出そうと、マジックを駆使した、ルソンバンの冒険が幕を開けるという内容だ。

牡丹靖佳さんは1971年大阪府生まれ、1990年にアメリカにわたり、1991年にニューヨークのビジュアルアーツ校(School of Visual Arts)に入学、1997年に同校を卒業、2002年に第5回岡本太郎(おかもと・たろう)記念現代美術大賞展に出品、2003年に個展を開き、2006年にモンブラン国際文化賞授賞式に参加、2012年にアメリカのポラック・クラスナー(Pollock-Krasner)財団より助成授与作家に選ばれ、その後、個展のほかグループ展に出品している。

20日19時から牡丹靖佳さんによるトークとサイン会を開く。定員は20人で、「ルソンバンの大奇術」を購入するとサイン会に参加できる。

開場時間は9時から21時まで。