立川銀座で京都造芸大「陶望舎」展、佐野康郎、小橋渚ら

【銀座新聞ニュース=2018年6月4日】大手ブラインドメーカーの立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペースAtte」は6月5日から10日まで京都造形芸術大学通信陶芸コースによる「第16回陶望舎展」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールームで6月5日から10日まで京都造形芸術大学通信陶芸コースによる「第16回陶望舎展」に出品される飯野一代さんの「小さな世界」。

京都造形芸術大学通信陶芸コースの在校生や卒業、中退した人たちで構成されている「陶望舎」が2003年に初めて埼玉県・大宮テプコソニックで第1回陶望舎展を開いて以来、毎年1回開いているグループ展を、今回も2016年から3年続けて立川ブラインドの銀座ショールームの「オッテ」で開く。

今回は、京都造形芸術大学を退任されている恩師の林秀行(はやし・ひでゆき)さんと現在も大学で指導している吉川充(よしかわ・みつる)さんも参加し、24人が器やオブジェの作品を1人1点、計24作品を展示する。

同じく久米由紀子さんの「ブラック&レッドの花活け」。

「陶望舎」は「やるも自由、やめるも自由、出戻り自由」という精神で、1度でも参加したことのある人は50人を超えている。

今回、出品するのは1998年度に入学、後に中退した高橋邦夫(たかはし・くにお)さん、2001年度に卒業した佐野康郎(さの・やすお)さん、園田真知子(そのだ・まちこ)さん、リチャード(Richard)・WWさん。

2003年度に卒業した神村吉次(かみむら・よしつぐ)さん、木村真智子(きむら・まちこ)さん、小橋渚(こばし・なぎさ)さん、佐藤重厚(さとう・しげひろ)さん、玉田恵子(たまだ・けいこ)さん、古川清美(ふるかわ・きよみ)さん。

2004年度に卒業した上原玲子(うえはら・れいこ)さん、高橋(たかはし)ひとみさん、中村理代子(なかむら・りよこ)さん、2005年度に卒業した笹川興司(ささがわ・こうじ)さん、宮崎光代(みやざき・みつよ)さん、2006年度に卒業した福井義三(ふくい・よしぞう)さん。

2008年度に卒業した竜田峰明(たつた・みねあき)さん、2010年度に卒業した飯野一代(いいの・かずよ)さん、2011年度に卒業した梅本泰子(うめもと・やすこ)さん、2013年度に卒業した久米由紀子(くめ・ゆきこ)さん。

ほかに、2001年度に入学し、後に中退した竹上順之(たけがみ・のりゆき)さん、2012年度に入学し、現在在籍中の森永和夫(もりなが・かずお)さん、陶芸コース教員の吉川充さん、陶芸コース元教員の林秀行さん。

京都造形芸術大学は1934年に創立された洋裁学校の「藤川洋裁研究所」が前身で、1991年に現在の大学として設置された私立大学。2000年に京都芸術短期大学を統合し、2005年に放送作家、プロデューサーの秋元康(あきもと・やすし)さんが教授に就任、2007年に副学長に就き、2008年に大学院院長に浅田彰(あさだ・あきら)さんが就いている。

芸術学部通信教育部は1998年に開設され、2007年に通信制大学院を設置、2009年に通信教育部を芸術学科、美術科、デザイン科の3学科13コースに改組している。通信教育部は入試がなく、18歳以上で、高校卒業などの大学入学資格があれば、1年次、2年次、3年次に編入できる。

大学のHPによると、18歳から93歳まで生徒がいる。1年から入学すると、4年間の必要な単位は124単位以上、2年次編入学は84単位以上、3年次編入学は62単位以上取得すると卒業できる。ただし、過去の大学の卒業コース(学士取得コース)により、キャンパスで授業をうけるスクーリング科目の単位数が変わってくる。

開場時間は11時(初日は12時)から18時(最終日は16時)まで。入場は無料。

注:「高橋邦夫」と「高橋ひとみ」の「高」と「園田真知子」と「木村真智子」の「真」は正しくはいずれも旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。

注:「竜田峰明」の「峰」は正しくは山を上に置いた旧漢字です。