有楽町マルイでいのまたむつみ展、サイン会も

【銀座新聞ニュース=2018年7月13日】国内百貨店業界9位の丸井(中野区中野4-3-2、03-3384-0101)グループの有楽町マルイ(千代田区有楽町2-7-1、03-3212-0101)は7月13日から8月3日まで8階イベントスペースで「いのまたむつみ展」を開いている。

有楽町マルイで8月3日まで開かれている「いのまたむつみ展」のフライヤー。

イラストレーター、アニメーターのいのまた(猪股)むつみさんが画業40周年を迎えたのを記念して、「宇宙皇子(うつの・みこ)」(藤川桂介=ふじかわ・けいすけ=さんの小説で、1984年から1998年まで連載)や「風の大陸」(竹河聖=たけかわ・せい=さんの小説、1988年から2006年までに書き下ろし28部を刊行)、アニメのキャラクターデザインを手がけた「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」(1991年)など初公開を含む原画を展示している。また、各作品のグッズも販売している。

ウイキペディアによると、いのまたむつみさんは1960年神奈川県生まれ、高校時代から東映動画の仕上げをする「マキプロダクション」で、セル画の仕上げのアルバイトをし、1978年に高校卒業時に、アニメ制作会社「葦プロダクション」に入社、「くじらのホセフィーナ」でアニメーターとしてデビューした。以後、数々のテレビアニメでアニメーターとして活動し、キャラクター作りの才能が認められ、キャラクターデザイナーに抜擢された。

1982年に「葦プロダクション」から若手スタッフとともにアニメ制作会社「カナメプロダクション」を設立し、1983年に徳間書店から創刊された「ザ・モーションコミック」でマンガ家としてデビューした。1984年に「カナメプロダクション」を退社し、フリーとして独立した。

1984年から脚本家の藤川桂介さんの小説「宇宙皇子」シリーズのイラストを担当している。CGが主流となった現在もアナログでの表現を主とし、目が大きい肉感的なキャラクターを描く。1997年からナムコ(現バンダイナムコゲームス)のゲーム「テイルズ オブ シリーズ」のキャラクターデザインを現在まで手がけている。

28日14時から18時30分まで8階でいのまたむつみさんによるサイン会を開く。会場で3000円(税込)以上を購入すると、参加券をもらえる。先着100人まで。

開場時間は平日11時から21時まで、日曜日、祝日は10時30分から20時30分まで。入場料は800円(高校生以下600円)。