サニーヘルス、熱中症には水分と梅干で予防を

【銀座新聞ニュース=2018年8月4日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「かくれ脱水に注意!熱中症の予防と対策」を発表した。

暑い日はもちろんのこと、それほど暑さを感じない程度の気温でも、年齢、体調、水分量、環境、運動の強度や労働の程度などのいろいろな要素によって、熱中症の症状を起こすことがある。

この時期、めまい、だるさ、食欲不振など、もしかして夏バテ?と感じたら、それはもしかすると熱中症の初期症状かもしれない。暑い日はもちろんだが、それほど暑さを感じない程度の気温でも、年齢、体調、水分量、環境、運動の強度や労働の程度などのいろいろな要素によって、熱中症の症状を起こすことがある。

熱中症というのは、体から水分が失われる「脱水」が最初に起きる病気で、脱水状態は、脱水症になりかけていても自覚症状がないため「かくれ脱水」と呼ばれており、熱中症の最初の段階とされる。

熱中症は人によって症状の重さや進行度は異なるが、必ず最初の段階にこのかくれ脱水があり、夏バテも隠れ脱水が原因の場合があるという。

熱さを感じると、体は体温を調整するために汗をかいて内部の熱を外に出す。その結果、体からは水分が失われ脱水状態になってしまう。失われるのは水分だけでなく、同時にナトリウム(塩分)も失われ、体内の水分が不足すると血流量が減り、血圧が下がる。それにより、めまいや頭痛、集中力の低下、胃腸の機能が低下し、食欲不振などが起こる。

また、ナトリウムの不足は、神経や筋肉に影響を与え、足がつる、しびれや脱力といった症状が起こる。ここで水分とナトリウムの補給をしないと、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなる。これにより、体内に熱がたまり、熱中症の症状が現れはじめる。

熱中症の症状は1から3に分けられる。
1度(軽症)は現場での応急処置が可能で、症状としてはめまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗がみられる。2度(中等症) は病院への搬送が必要となる。症状としては頭痛、気分の不快、吐き気、おう吐、力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊)。

3度(重症) は入院、集中治療の必要となる。症状としては意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病)が出てくる。

熱中症の予防としては、予防法を知り、実践することが重要で、日常生活の中で以下のようなことに気を付ける。
1)水分。なんといっても水分補給が最重要で、特にのどが渇いていなくてこまめに水分を摂る。のどの渇きを感じた段階では、体の水分はかなり失われているといえる。飲む際は一気飲みするのではなく、こまめに口の中で一旦噛むようにゆっくり飲む。とくに高齢者や子どもはこまめに飲むようにする。

熱中症患者の多くは高齢者(65歳以上)で、高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調整機能も低下している。子どもも体の調整機能が未発達なため、注意が必要としている。水分は基本的には水やお茶でいい。

2)塩分。塩分補給にお勧めしたいのが、梅干しだ。塩分、クエン酸、ミネラルなどを摂取することができ、カロリーも微々たるもので、最近ではコンビニのお菓子コーナーでも売っているので、間食に食べるのもいいとしている。

3)環境。意外にも室内で熱中症を発症するケースが多く見られている。扇風機やエアコンを使った温度調整、室温が上がりにくい環境の確保(換気、遮光カーテン、すだれ、打ち水など)をしたい。

また、外出時には日傘や帽子を着用し、こまめに休憩をとるようにしたい。さらに、日陰を選んで歩くようにし、服は通気性のよい、吸湿、速乾のものを着用するようにする。

女性に多い「水太りするタイプだから」と言って、水を控えるのは厳禁といえる。水だけで太ることはないので、体に必要な水分を補給するようにしたい。体内の水分が減ると熱中症だけでなく、食欲が落ちたり、消化機能が下がり、すぐお腹を壊したりなどの症状が出てしまう。自分の体調のちょっとした変化に気をつけて、元気に夏を過ごしたい。