東宝8月映画、53%増、2カ月ぶり、「コード・ブルー」寄与

【銀座新聞ニュース=2018年9月12日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は9月11日、8月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比53.2%増の122億8857万円で、3カ月ぶりに前年同月を上回ったと発表した。

現在、一般公開中の「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」((C)2018「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」製作委員会)。初週で1位にランキングされた。

8月は例年、100億円前後と毎年最大の需要期で、2013年が113億円、2014年が120億円、2015年が111億円、2016年が104億円、2017年が80億円で推移しており、2018年8月は前年に大幅に減少した反動で53%も増加した。

8月の新作は3日に公開された「僕のヒーローアカデミア ザ・ムービー(THE MOVIE)-2人の英雄」、24日に公開された「検察側の罪人」と「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間」、31日に公開された「サニー(SUNNY)強い気持ち・強い愛」と4本だった。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(687スクリーン)の8月の入場料収入(売店収入は除く)は同31.2%増の94億4821万円だった。2013年6月発表からトーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。

8月の上映作品数は7月より1本増えて8作品だった。

興行通信社の映画興行ランキングによると、8月4日、5日の週は「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」が2週目も1位、「僕のヒーローアカデミア ザ・ムービー(THE MOVIE)-2人の英雄」が初週4位、「未来のミライ」が3週目で7位、「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」が4週目で8位、「センセイ君主」が初週9位とトップ10入りは前の週より2点増えて5作品だった。

11日、12日の週は「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」が3週目も1位、「未来のミライ」が4週目で6位と上昇し、「僕のヒーローアカデミア ザ・ムービー(THE MOVIE)-2人の英雄」が2週目で7位、「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」が5週目で9位、「センセイ君主」が2週目10位とトップ10入りは前の週と同じく5作品だった。

18日、19日の週は「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」が4週目で2位、「未来のミライ」が5週目で9位とトップ10入りは前の週より3点減って2作品だった。
25日、26日の週は「検察側の罪人」が初週1位、「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」が5週目で3位とトップ10入りは前の週と同じく2作品だった。

配給作品は「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」、「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」、「未来のミライ」、「検察側の罪人」、「センセイ君主」などの8本だった。