リコー画廊でB・フェブレの「ジャズとキューバ」展

【銀座新聞ニュース=2019年9月24日】国内最大のOA機器メーカーのリコー(中央区銀座8-13-1、03-6278-2111)グループのリコーイメージング(大田区中馬込1-3-6)が運営するギャラリー「リコーイメージングスクエア銀座」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター、03-3289-1521)は9月25日から10月20日まで8階ギャラリーゾーン「A.W.P」でベートランド・フェブレさんによる写真展「My Spirits-JAZZ&CUBA」を開く。

リコーイメージングスクエア銀座で9月25日から10月20日まで開かれるベートランド・フェブレさんの写真展「マイスピリッツージャズ&キューバ(My Spirits-JAZZ&CUBA)」に出品されるジャズの作品(Bertrand Fevre/Zeta Image)。

リコーイメージングスクエア銀座では8月17日から11月17日までの3カ月間、3人のフランス人写真家を特集しており、その第1弾がフィリップ・サルーン(Philippe Salaun)さんで、第2弾がベートランド・フェブレ(Bertrand Fevre)さんだ。

ベートランド・フェブレさんはモノクロームプリントに固執する写真家という。父親が、アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson、1908-2004)、ヨゼフ・クーデルカ(Josef Koudelka)さん、セバスチャン・サルガド(Sebastiao Salgado)さんらの写真家のプリントアーティストを務めたことから、ベートランド・フェブレさんはは作品を決定づけるプリントの魅力を早いうちに悟り、写真を撮ると同時に多彩な能力を発揮する。

同じくキューバの作品。

20歳になる前にファッションデザイナーとしてスタートし、その後40年以上にわたって映像作家として活躍し、1987年にジャズ演奏家のチェット・ベイカー(Chet Baker、1929-1988)との出会いがあり、1回限りの映画撮影を行った。この映画が「シェ・ロマンス(Chet’s Romance)」で1988年のカンヌ国際映画祭でセザール賞を受賞した。

ベートランド・フェブレさんはこの作品を上映する部屋でチェット・ベイカーを待ち続けたが、すでに帰らぬ人となっていた。今回の写真展で「シェ・ロマンス」を会場内で上映する。また、ジャズ演奏家のチェット・ベイカーをはじめマイルス・デイヴィス(Miles Dewey Davis 3、1926-1991)、ジェイムス・カーター(James Carter)さんらの貴重なステージシーンやリラックスした表情のスチール写真を展示する。

ベートランド・フェブレさんは1996年にキューバを訪れる。世界大戦後70年以上が経つのに、批判の絶えない人類文明が、経済的に豊かではないが、キューバの人々は尊厳と敬意に満ち溢れ、悲惨さがない。そこには新たな力さえ感じるという。このため、ベートランド・フェブレさんはキューバにより深く近づきたいと願い、70回以上も足を運ぶこととなった。

今回の写真展はジャズとキューバの2つをテーマとし、全作品をモノクロームのゼラチンシルバープリント40点で構成する。モノクロームへのこだわりをオリジナルプリントで展示し、貴重なオリジナルプリントを販売する。

ベートランド・フェブレさんは1957年パリ生まれ、1976年から1980年まで、パリとニューヨークでファッションデザイナーとして活動し、1980年から1982年までパリの映画学校に通い、1982年から1987年まで、リュック・ベッソン(Luc Besson)さんの監督作品「グラン・ブルー(The big blue)」(1987年)など、映画のアシスタントディレクターを務めた。

1985年にサミュエル・フラー(Samuel Fuller、1912-1997)、ヒュー・コーンウェル(Hugh Cornwell)さんと共に、21分の短編映画「ブリーディング・スター(Bleeding Star)」を手掛け、原作、監督、プロデューサーを担当した。1987年にチェット・ベイカー(Chet Baker、1929-1988)と共に、映画「シェ・ロマンス(Chet’s Romance)」を手掛け、原作、監督を担当した。1989年にセザール賞(Cesar Awards)、最高ドキュメンタリー賞、サンフランシスコのゴールデンゲート賞(Golden Gate Awards)を受賞した。

1988年から2018年までコマーシャルディレクターとして活動し、レイ・チャールズ(Ray Charles、1930-2004)、バルバラ(Barbara、1930-1997)らの25本のミュージックビデオを手掛け、原作、監督、プロデューサーを担当した。アメリカ、コロンビア、キューバに関する複数のドキュメンタリー映画の原作、監督、プロデューサーを手掛けた。2007年以降、フランス、アルルのギャラリーなどで複数の写真展を開いている。

開場時間は11時から19時(最終日16時まで)、火曜日が定休日。入場料は510円。

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