日本橋「ベル・カント」ジャパンプレミアで渡辺謙、加瀬亮挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年10月1日】中堅映画配給会社のキノフィルムズ(新宿区西新宿6-5-1、新宿アイランドタワー、03-5908-2262)は10月9日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「ベル・カント とらわれのアリア」のジャパンプレミアを開く。

11月15日から一般公開される「ベル・カント とらわれのアリア」((C)2017 BC Pictures LLC All rights reserved.)。

9日18時45分の開演前に、実業家「ホソカワ」役の渡辺謙(わたなべ・けん)さん、通訳の「ゲン・ワタナベ」役の加瀬亮(かせ・りょう)さんが舞台に登場してあいさつする。
「ベル・カント とらわれのアリア」は1996年にペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件に着想を得たアメリカの作家、アン・パチェット(Ann Patchett)さんが2001年に発表した「ベル・カント」(原題・Bel Canto)が原作で、2002年に「ペン(PEN)/フォークナー賞」や「オレンジ賞」を受賞している。監督と脚本(共同)はポール・ワイツ(Paul John Weitz)さんが手がけている。

物語は南アメリカ某国の副大統領邸で、実業家のホソカワが経営する会社の工場誘致をもくろむ主催者が企画したソプラノ歌手のロクサーヌ・コスのサロンコンサートが開かれた。ホソカワ、通訳のゲン、現地の名士や各国の大使らが集まり、パーティはスタートしたが、突然会場になだれ込んだテロリストたちによって副大統領邸は占拠されてしまう。

緊迫した空気の中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧困で教育なども受けてこなかったテロリストたちと、教養に溢れた人質たちとの間に親子や師弟関係にも似た交流が静かに生まれ始める。

チケットはチケットぴあを通じて10月1日から10時から一般発売される。料金は全席指定 で2100円均一。