加島美術で「美祭」、一休、有元利夫、横山大観ら

【銀座新聞ニュース=2019年10月17日】加島美術(中央区京橋3-3-2、03-3276-0700)は10月19日から11月4日まで「美祭 選」を開く。

加島美術で10月19日から11月4日まで開かれる「美祭 選」のフライヤー。1.上村松園「初春」、2.横山大観「霊峰不二」、3.夏目漱石「月知明月秋」、4.円山応挙「狗児図」、5.藤田嗣治「猫を抱く少女」。

2007年から開いてきた美術品展示販売会「美祭-BISAI」は、2019年春より、装いを新たに「美祭 選」へとリニューアルした。「美術商としての審美眼を培ってきた加島美術だからこそできる至高の日本美術の祭典」とし、今回が第2回目となる。

「美祭」では江戸時代から現代まで、日本美術の作品を紹介している。中でも、今回は、有元利夫(ありもと・としお、1946-1985)の「海からの来訪」、藤田嗣治(ふじた・つぐはる、1886-1968)の「猫を抱く少女」、横山大観(よこやま・たいかん、1868-1958)の「霊峰不二」。

上村松園(うえむら・しょうえん、1875-1949)の「初春」、円山応挙(まるやま・おうきょ、1733-1795)の「狗児図」。その他にも、尾形光琳(おがた・こうりん、1658-1716)、池大雅(いけの・たいが、1723-1776)などの近世絵画、一休宗純(いっきゅう・そうじゅん、1394-1481)、大愚良寛(たいぐ・りょうかん、1758-1831)などの墨跡、平櫛田中(ひらくし・でんちゅう、1872-1979)の木彫作品などを取り揃えている。

「美祭」は作品に直接触れるという体験を重視しており、ガラスケースなしに作品を見ることができる。また、毎回制作しているオリジナルカタログも、充実させている。

開場時間は10時から18時。入場は無料。

注:「美祭 選」の「選」は「手へん」の旧漢字です。

注」「円山応挙」の「応」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。