「アイネクライネ」上映会で成田瑛基、今泉力哉が対談

【銀座新聞ニュース=2019年10月4日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は10月11日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「アイネクライネナハトムジーク」のティーチイン付上映会を開く。

現在、一般公開中の「アイネクライネナハトムジーク」((C)2019映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会)。

11日18時10分の回上映終了後に、監督の今泉力哉(いまいずみ・りきや)さんとヘビー級ボクサーで世界チャンピオン「ウィンストン小野」役の成田瑛基(なりた・えいき)さんが舞台に登場して対談する。

「アイネクライネナハトムジーク」は作家の伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんが2014年に刊行された6編の連作短編集「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎)が原作で、2015年の本屋大賞(第12回)で第9位にランクされた。タイトルはモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart、1756-1791)の楽曲「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」から採られている。

物語は仙台駅前で街頭アンケートを集めていた会社員の佐藤が、ふとしたきっかけでアンケートに応えてくれた女性・紗季と出会い、付き合うようになる。そして10年後、佐藤は意を決して紗季にプロポーズするが。

佐藤と紗季を中心に、美人の同級生・由美と結婚し幸せな家庭を築いている佐藤の親友・一真(矢本悠馬=やもと・ゆうま=さん)や、妻子に逃げられて途方にくれる佐藤の上司・藤間(原田泰造=はらだ・たいぞう=さん)、由美の友人で声しか知らない男に恋する美容師の美奈子など周囲の人々を交えながら、不器用でも愛すべき人々のめぐり合いの連鎖を10年の歳月にわたって描き出している。

ウイキペディアなどによると、今泉力哉さんは1981年福島県生まれ、名古屋市立大学芸術工学部を卒業、在学時から自主映画の制作をはじめ、卒業後は大阪の吉本総合芸能学院NSCに通い、上京して、映画学校ニューシネマワークショップで映画制作を再開、2008年に「微温」で水戸短編映像祭でグランプリ、2009年に「最低」でタマ・シネマ・フォーラム(TAMA CINEMA FORUM)でタマニューウエーブ(TAMA NEW WAVE)、2010年に第2回下北沢映画祭で準グランプリを受賞した。

2011年に1990年頃に活躍したバンド「たま」の元メンバー3人を題材にしたドキュメンタリー「たまの映画」で商業映画監督デビューし、2011年に「終わってる」を監督、2013年に「サッドティー」が第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品、2013年に「こっぴどい猫」が第12回トランシルヴァニア国際映画祭で最優秀監督賞、2016年に「退屈な日々にさようならを」が第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品された。

チケットは5日0時からインターネットチケットvitにてPC、スマホで販売し、劇場窓口で5日オープン時から販売する。料金は一般1900円、大学生・専門学生1500円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1000円、シニア1200円。