シャンテ「真実」是枝裕和と佐々木みゆ挨拶、終了後に監督再び

【銀座新聞ニュース=2019年11月5日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は11月6日にTOHOシネマズシャンテ(千代田区有楽町1-2-2、03-6868-5001)で「真実」のティーチイン付上映会を開く。

現在、一般公開されている「真実」((C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA)。

6日18時30分の回上映開始前に、監督の是枝裕和(これえだ・ひろかず)さんと主人公「ファビエンヌ」の孫「シャルロット」役のクレモンティーヌ・グルニエ(Clementine Grenier)さんの吹き替えを担当した佐々木(ささき)みゆさんが舞台に登場してあいさつする。また、上映終了後に、是枝裕和さんが舞台に登場して、ティーチインイベントを開く。

「真実」は日本とフランスの国際共同制作で、是枝裕和さんが監督とオリジナル脚本も手がけた長編作品で、母と娘の間に隠された真実をめぐる物語を、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)さんとジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)さんの共演で描く。2019年の第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、映画祭のオープニング作品として上映された。

物語はフランスの国民的大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーブさん)が自伝本「真実」を出版し、それを祝うためという理由で、アメリカに暮らす脚本家の娘リュミール(ジュリエット・ビノシュさん)が、夫でテレビ俳優のハンク(イーサン・ホーク=Ethan Green Hawke=さん)や娘のシャルロット(クレモンティーヌ・グルニエさん)を連れて母のもとを訪れるところからはじまる。

早速、母の自伝を読んだリュミールだったが、そこにはありもしないエピソードが書かれており、憤慨した彼女は母を問いただすが、ファビエンヌは意に介さない。しかし、その自伝をきっかけに、母と娘の間に隠されていた愛憎渦巻く真実が次第に明らかになっていく。

ウイキペディアによると、佐々木みゆさんは2011年生まれ、2017年に「便利屋エレジー」に児童役で出演し、2018年に是枝裕和さんが監督した「万引き家族」に出演している。

チケットはチケットぴあを通じて発売中で、5日16時が締め切り。料金は全席指定で2100円均一。