立川銀座で虹丸「ボックス協会」が立体展

【銀座新聞ニュース=2019年11月23日】ブラインド業界の最大手メーカー、立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース Atte」は11月26日から12月1日まで「日本ボックスアーティストクラブ協会」による「第1回日本BOX-ART展2019」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールーム「タチカワ銀座スペース オッテ(Atte)」で11月26日から12月1日まで開かれる「日本ボックスアーティストクラブ協会」の「第1回日本ボックスアート(BOX-ART)展2019」のフライヤー。

アメリカのアーティストで、「アッサンブラージュ」の先駆者の一人であるジョゼフ・コーネル(Joseph Cornell、1903-1972)へのオマージュと新たな創作への一歩を祈念して、2019年にグラフィックデザイナーで、レインボー流家元、「クリエイティブハウスギャルソン」(豊島区東池袋5-35-4)の代表取締役でもある虹丸(にじまろ、渡辺清和=わたなべ・きよかず=)さんが発起人となり、「日本ボックスアーティストクラブ協会(J-BACA)」を創立し、その第1回目の企画展を開く。

ウイキペディアによると、「アッサンブラージュ(Assemblage)」とは、コラージュやパピエ・コレの立体版、つまり「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げる、貼り付ける、結び付けるなどの方法により制作された美術作品(立体作品)とその技法をいう。

はじまりは、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso、1881-1973)の「キュビスム」の立体作品(1912年頃)ともいわれている。「立体的なもの」とは、既製品でも、自然物でも、何でも構わないが、材料費がほとんどかからないか安くすむということから、大きな作品の場合には、空き缶や空き瓶などの廃品が使われることがある。

作品の外観は、一般の美醜感覚からは、美しいと言えるとは限らず、反芸術的・非芸術的な要素・素材があり、その点において、ダダイスムに連結する。また、シュルレアリスムにおける立体作品でも、彫刻のイメージからははずれており、アッサンブラージュと呼べるようなものがある。

今回、出品するのは石井ルイ(いしい・るい)さん、石川美穂子(いしかわ・みほこ)さん、伊沢夏男(いざわ・なつお)さん、ウエノ・ユミ(Ueno Yumi)さん、臼井麻実(うすい・まみ)さん、江川慎一郎(えがわ・しんいちろう)さん、大滝文子(おおたき・ふみこ)さん、加東了(かとう・りょう)さん、河合桂(かわい・かつら)さん、 川井真理子(かわい・まりこ)さん。

河口聖(かわぐち・せい)さん、きたがわゆきこさん、木村夏樹(きむら・なつき)さん、金城徹(きんじょう・とおる)さん、小林清衣(こばやし・きよえ)さん、坂元蘭ペルージ(さかもと・らん・ペるーじ)さん、シシドガチャ(ししど・がちゃ)さん、ジャスミン(じゃすみん)さん、鈴木陽規(すずき・はるみ)さん、タナカ・ハルヒサ(tanaka haruhisa)さん。

田中(たなか)みづほさん、タイコ(taiko)さん、高橋麻美(たかはし・あさみ)さん、竹井ユウ(たけい・ゆう)さん、種村国夫(たねむら・くにお)さん、ちえろうさん、鶴見厚子(つるみ・あつこ)さん、智月(ともつき)さん、虹丸さん、野崎淳之介(のざき・じゅんのすけ)さん。

橋本純子(はしもと・じゅんこ)さん、藤村幹(ふじむら・みき)さん、古川和美(ふるかわ・かずみ)さん、保坂典子(ほさか・のりこ)さん、梵彩直司(ぼんさい・なおじ)さん、まこと(makoto・真)さん、松村敬太(まつむら・けいた)さん、宮地淑江(みやじ・よしえ)さん、ムギトレイ(むぎ・とれい)さん、森志らべ(もり・しらべ)さん、ユカリ(YUCARI)さん、ユエイブ(YUEIV)さんの42人。

虹丸さんは1950年東京都生まれ、1974年に武蔵野美術大学商業デザイン学科を卒業、鹿島建設に入社、建築設計エンジニアリング本部でフジテレビのお台場新社屋の案内板などのサイン計画を手がけ、2005年4月に開業した品川プリンスホテルのアクアスタジアムのカラーリングとサインプランニングを監修し、現在、虹色のスタイルで作品を制作している。

開場時間は10時(初日は13時)から18時(最終日は15時)で、月曜日、土日以外の祝祭日が休み。入場は無料。

注:「伊沢夏男」の「沢」と「大滝文子」の「滝」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。