「宣言」13日目、アオキ営業、青山休業、上島珈琲近くの車道は駐車場

【銀座新聞ニュース=2020年4月20日】「緊急事態宣言」が出されて13日目となる4月20日は、朝から雨模様で、昼過ぎに京橋から日本橋に向けて歩こうとしたが、次第に気温が低くなり、寒くなってきたので、途中で銀座4丁目方面に方向を変えた。

eスポーツの拠点となるはずの「コナミクリエイティブセンター銀座」は、休業している。

「宣言」以降も、コンビニとドラッグストアは営業自粛対象外なので、普通に営業しているが、それ以外の飲食などになると、店やチェーン店によって対応が変わる。例えば「上島珈琲店」は営業時間を短縮しているものの、平日、店は開いている。しかし、「スターバックス」店は全店舗を休業している。2丁目の「ドトールコーヒー」も休業している。

また、「吉野家」も時間を短縮しているが、平日は昼間は営業している。紳士服でも「青山」は休業しているが、「アオキ」は短縮しているものの、平日も週末も営業を続けている。家電量販店のビックカメラも、アオキと同じく短縮しているが、平日も週末も営業を続けている。

「上島珈琲店」の近くの車道は、両脇が臨時駐車場と化していた。車3台が通れる広さだが、そのうち、両脇の2車線が臨時駐車場となってしまい、中央しか通れない。

他方で、アオキの手前に新たに誕生したeスポーツの拠点となる「コナミクリエイティブセンター銀座」は、テレビ画面で操作するeスポーツなので、影響がほとんどないと思われるのに休業し、ビルの入り口は閉ざされている。

とにかく、銀座や有楽町、京橋から人がほとんどいなくなり、とくに本日のように雨の時は一段と人出が減ってしまい、街は都心とは思えないほど、閑散としている。

ただ、中央通りには車が少ないのに、なぜか京橋2丁目の「上島珈琲店」の近くの車道は、両脇が臨時駐車場と化していた。真ん中の狭い幅しか走れないので、運転しにくいと思われるが、おそらくは新型コロナの問題が出て以来、中央区の駐車違反を取り締まる監視員がほとんどいなくなっているので、それを知って、「臨時駐車」しているのだろう。

「京橋千疋屋」や隣の刃物の「西勘」も営業しているが、この時期に「刃物」のニーズがあるのだろうか。

ただ、この界隈は店も営業しており、京橋1丁目の「京橋千疋屋」や隣の刃物の「西勘」も営業している。この時期に「刃物」の需要があるのだろうかと思ったし、客はほとんどいないが、営業していることに意味があるのだろう。

京橋は再開発が進み、中央通りをはさんで、西側はビルの中に多くの店があり、明治屋が営業しているものの、その背景にある「京橋エドグラン」の1階などの店は休業している店も多い。鍛冶橋通りを挟んで銀座側に位置する3丁目の「東京スクエアガーデン」も、オフィスビルなので、人が出入りしているが、飲食店などは休業している店が目立つ。京橋3丁目界隈は居酒屋やレストランが多いが、いずれも休業しており、夜歩くと、通りの周囲が真っ暗になっている。

銀座に入ると、チケットや中古品の買取を

「明治屋」は営業しているものの、その後にある「京橋エドグラン」の1階などの店は休業が目立つ。

行う「大黒屋」も営業しているし、風月堂も短縮しながら営業を続けているが、目につくのはそのぐらいで、やはり営業店は少ない。そのまま4丁目交差点に向かうと、途中にあるショップが1階の改装工事を行っている。気になるのは、ある大手建設会社が「宣言」以降に、新型コロナに感染する社員が出てきて、工事を中断するケースが出ていることだ。この工事はまだ大丈夫なのだろうか。

さらに歩くと、営業しているのは「木村屋総本店」が目につくぐらいで、休業している店が多い。そこから昭和通りに向かうと、小さい店ばかりになり、営業している店もある。ただ、晴海通りの真ん中で道路工事をしているのが気になる。「宣言」前から工事をしているが、こういう厳しい事態でも粛々と工事を続けるのがいいのかどうか、請け負っている会社も悩むところだろう。ただ、車の数が少ないので、工事がはかどるのは間違いないだろう。

この晴海通りと昭和通りの4丁目交差点は今や銀座でももっとも車で込み合っているところで、ちょっと不思議な感じがする。この交差点を日本橋方面に向かうと、オムライスで知られる「レストラン早川」と「ムルギーランチ」で知られるインド料理の「ナイルレストラン」がいずれも時間を短縮しながら営業を続けている。

この時期に改装工事をしているが、建設会社がそのまま続けるのかどうか、心配される。

とにかく、歩行者が昼間でも少なく、ひとつ裏通りに入ると、3丁目のそば屋の「桂庵」やラーメン店の「紫龍」も営業している。「紫龍」は入り口前に「5月6日まで終日大盛無料」とあるのは、そのぐらいしないと客が入らないからだろう。

逆にみれば、こういう時期でも銀座に仕事で出てくる人にとって、昼食をとれる場所探しが大変だろう。そのせいか、昼過ぎに見た京橋の「吉野家」は予想外にお客が入っていて活気があった。

国難の中で、銀座などで営業を続けざるをえない店と、銀座に出てこなければならない人たち、もちつもたれつとはいえ、誰もが何らかの違和感を感じざるをえない中で、ちょっと不思議な感じがする(「宣言」は緊急事態宣言が出された後の銀座と周辺の風景を随時、掲載します。また宣言は7日深夜に発令されましたが、実際に影響を及ぼしたのは8日朝からなので、8日を「初日」としています)。

 

 

NO5

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2丁目の中央通りに面した「大黒屋」は営業している。ブランド品の買取やチケットの買取で知られるが、この時期にニーズがあるのだろうか。

 

 

 

 

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「アオキ」は営業を続け、「青山」は休業を選んでいる。紳士服は東京都の自粛要請業種と関係ないが、多くのアパレル店は休業を選んでいる。5丁目の「山形屋」は営業を継続している。

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銀座4丁目で昭和通り沿いにある「レストラン早川」と「ナイルレストラン」も営業を続けている。昭和通りは車の通行量が多いのだが、歩道を歩く人は昼間でも少ない。

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