丸善丸の内で飯野和好「おふろ、はいる?」原画展

【銀座新聞ニュース=2020年9月24日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月30日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで飯野和好さんによる「おふろ、はいる?」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で10月30日まで開かれている飯野和好さんの「おふろ、はいる?」原画展に展示されている絵本の表紙。

イラストレーターで絵本作家の飯野和好(いいの・かずよし)さんが9月10日に絵本「おふろ、はいる?」(あかね書房、税抜1400円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

「おふろ、はいる?」は小さな子どもからお年寄りまでさまざまな人が、温泉や銭湯などいろんなお湯に入る姿を描いている絵本で、お風呂の歴史やゆず湯まで触れており、お風呂文化の豊かさや気持ちよさを伝えている。

飯野和好さんは1947年埼玉県秩父郡生まれ、電気系の高校を中退して群馬県高崎市のデパートに勤務し、売り場の広告などを描き、その後、東京デザイナー学院コスチューム科を卒業、婦人服のデザイナーとしてメーカーに勤務し、1年余で退職し、1967年にセツ・モードセミナーに入学、セツ・モードセミナーでイラストを学び、1968年に中退した。

1969年に雑誌「アンアン(anan)」に連載した「きむずかしやのピエロットものがたり」でデビュー、1997年に「小さなスズナ姫シリーズ」で第11回赤い鳥さし絵賞、2000年に「ねぎぼうずのあさたろう」で第49回小学館児童出版文化賞、2014年に「みずくみに」で第20回日本絵本賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。