丸善丸の内で丸猫展、絵画やグッズ、雑貨など猫づくし

【銀座新聞ニュース=2021年2月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は2月10日から23日まで4階文具売場イベントスペースなどで「丸猫展2021」を開いている。

丸善・丸の内本店で2月23日まで開かれている「丸猫展2021」のフライヤー。

丸善・丸の内本店が4階と1階のイベントスペースを使って開く丸猫展で、猫Art(アート)、猫Book(ブック)、猫Zakka(ザッカ)など、猫づくしのイベントで、期間中通しで出品する作家と前期(10日から16日)と後期(17日から23日)に分かれて出品する作家がいる。

期間中、通しで4階文具売場イベントスペースで出店するのは「THアートセレクション」(目羅健嗣さん、野上恵子さん、北田浩子さん、中島祥子さん、たまさん、土田圭介さん、森環さん、布施猫さん、漢山さん、秋津屋、Chieko=チエコ=さん)で、絵画、立体作品、雑貨を販売する。

また、「ドレミカンパニー」の彬香子(あき・きょうこ)さんがイラストなど、「カツミアートスタジオ」の松下カツミさんがイラスト、Tシャツ、トートバッグなど、「鎌倉Q工房レトロ舘」が雑貨、「IZZAO`s WORKS(イザオズワークス)」がTシャツ、「いっしょがいいね」のわたなべあきおさんがぬいぐるみと雑貨、「スクラッチ/ミヌー/プチコパン」の米田民穂さんがぬいぐるみと雑貨、nipopo(ニポポ)さんがぬいぐるみと雑貨、「Blue World(ブルーワールド)」のAyumi(アユミ)さんが雑貨、「Ribbon cat(リボンキャット)」の仲田愛美さんがぬいぐるみと陶器を出品する。

前期だけは「きりえ工房」の彩花さんが切り絵、「kotochi-no(コトチノ)」が革製品、Yosuke Awata(ヨウスケ・アワタ)さんが絵画、イラスト、グッズ、「メタルファクトリーSS」がアクセサリーを出品する。また、「choo choo cat(チーチョーキャット)」が1階イベントスペースでネコのぬいぐるみなどを販売する。

後期のみは「カービンテク」が革製品カービング、「I.Cats(アイキャッツ)」の一瀬尚美さんが、ジュエリー、ガラス絵、絵画、猫丸みどさんが手描きグッズ、河辺花衣さんがにゃん玉、おひにゃ様などの立体作品、「キャットバルーン」が猫柄生地グッズを出品する。また、「やまねこ」が1階イベントスペースでグッズを販売する。

ウイキペディアによると、猫は狭義には食肉目ネコ科ネコ属に分類されるリビアヤマネコが家畜化されたイエネコ(家猫)の通称で、より広義には、ヤマネコやネコ科動物全般を指す。

イエネコの起源は、ネズミを捕獲させる目的で飼われ始めたヤマネコの家畜化であり、分類学上はヤマネコの亜種とされる。

イエネコは、形態学的分析を主とする伝統的な生物学的知見によって、以前からリビアヤマネコが原種とされてきた。実際、米英独などの国際チームが2007年6月29日の「サイエンス」誌(電子版)に載せた論文では、世界のイエネコ計979匹をサンプルとしたミトコンドリアDNAの解析結果により、イエネコの祖先は約13万1000年前(更新世末期〈アレレード期〉)に中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであることが判明した。

イヌは狩猟採集民に猟犬や番犬として必要とされ、早くから人の社会に組み込まれたが、ネコは、農耕の開始に伴いネズミ害が深刻にならない限り有用性がなく、むしろ狩猟者としては競合相手でもあった。その競合的捕食動物が人のパートナーとなるのは、穀物という「一定期間の保管を要する食害を受けやすい財産」を人類が保有するようになり、財産の番人としてのネコの役割が登場したのが理由とされている。

また、伝染病を媒介するネズミを駆除することは、結果的に疫病の予防にもなった。さらに、記録媒体として紙など食害されやすい材料が現れると、これを守ることも期待された。日本へは、平安時代(794年から1185年)に穀物倉庫の番人として渡来したと考えられているが、近年の研究では移入期が紀元前2世紀の弥生時代までさかのぼる可能性が出ている。

農耕が開始され集落が出現した時期の中東周辺で、山野でネズミやノウサギを追っていたネコがネズミが数多く集まる穀物の貯蔵場所に現れ、棲みついたのが始まりと考えられている(リビアヤマネコの生息地と農耕文化圏が重なった地域で、複数回起こっていたと考えられる)。

穀物には手を出さず、それを食害する害獣、害虫のみを捕食することから、双方の利益が一致し、穀物を守るネコは益獣として大切にされるようになり、やがて家畜化に繋がったとみられている。最古の飼育例は、キプロス島の約9500年前の遺跡から見出される。また、紀元前3000年ごろの古代エジプトでイエネコとして固定化されたといわれている。

さらに遡ると、ネコの祖先は「ミアキス」という約6000万年前の中型肉食獣とみられている。ミアキスの特性に近いままプロアイルルスを経て進化した種がネコであり、平原に出て集団狩猟を行う種を経て現在の姿に進化した種がイヌである。

ネコは1歳くらいになると生殖可能になり、5歳くらいで落ち着き、7歳あたりから高齢期に入り、20歳超えはかなりの長寿とされる。屋外で暮らさなければならない野良ネコと人間に室内で飼われているイエネコの寿命には大きな差がある。

室内飼育のイエネコでは14歳から18歳程度が寿命とされ、野良ネコでは4歳から6歳程度とみられている。ネコの年齢をヒトに換算すると、室内ネコの場合は例として1歳で人間でいう17歳から20歳、2歳で23歳から25歳、以降は1年ごとに4、5歳ずつ比例していく計算となる。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。2月21日は法定点検のため休業する。入場は無料。