日比谷公園でXマスマーケット、14mツリー、23店の飲食、雑貨店も

【銀座新聞ニュース=2017年12月15日】東京クリスマスマーケット実行委員会(03-3524-0890)は12月15日から25日まで日比谷公園(千代田区日比谷公園1-5)で「東京クリスマスマーケット2017」を開いている。

12月25日まで日比谷公園で開かれている「東京クリスマスマーケット2017」に展示されているドイツのザイフェン村から輸入された高さ14メートルの「クリスマスピラミッド」。

ドイツ大使館、ドイツ観光局、バイエルン州駐日代表部、ザイフェン村、ザクセン州観光局などと東京都、千代田区が後援して開く「クリスマスマーケット」で、クリスマスツリーの発祥地として知られるドイツの「クリスマスマーケット」をモチーフとし、2015年から日比谷公園で開いている本場の「クリスマスマーケット」を再現するイベントだ。

ドイツ・ザイフェン村から輸入した高さ14メートルの「クリスマスピラミッド」をシンボルとし、ドイツビールやグリューワイン(ホットワイン)やクリスマススイーツなどを販売する23店とヨーロッパ風のクリスマスオーナメントなどを売る雑貨店10店の計23店が出店している。また、ドイツから来日した楽団によるライブやワークショップも開く。

ドイツ・エルツ地方にあるザイフェン村は木のおもちゃ作りが盛んで、そのザイフェン村からクリスマスオーナメントや木工芸品を販売する。また、パティシエの辻口博啓(つじぐち・ひろのぶ)さんが考案したいちごのグリューワイン、スイーツも販売する。

ウイキペディア、ドイツ大使館などによると、クリスマスマーケット(ヴァイナハツ・マルクト、Weihnachtsmarkt)は、ドイツやオーストリアの都市の広場でキリストの生誕を祝うクリスマス(12月25日)とその前4週間の準備期間(アドベント、Advent、降臨節)の間に行われるイベントで、夜が長く天気の悪い冬のドイツの呼び物として定着している。クリスマスマーケットは1393年にフランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)で行われたのが最初とされ、当時のクリスマスマーケットは、主に厳しい冬の来る前に日用品を売買するのが目的だった。

クリスマスマーケットが、今日のようにクリスマスのデコレーション、地域の芸術品、パン菓子や手仕事で作られたおもちゃ、クリスマスの音楽で楽しむようになったのは19世紀からで、今日では、11月末からドイツ全土、大都市だけでも2500カ所で開かれている。

大きなクリスマスマーケットでは、広場の中心にクリスマスタワー(クリスマスピラミッド)と呼ばれる大きな仮設の塔が置かれる。ここでホットワインやホットチョコレートが売られ、これがマーケットの中心になる。 その周囲には日本の縁日のように、広場や通りに出店が並び、簡単な食事や土産物が売られる。

中には台所用品など実用品も売る店もある。出店は日本のそれよりもずっと大きく、木造の家屋のような作りになっている。メリーゴーランドや観覧車なども設置される。ドイツの冬場は夜が長く天気が悪い(夜が長いのは北半球の高緯度地域共通の現象)ので、華やかなライトアップで飾られる。

ドイツで一番有名なクリスマスマーケットは、ニュルンベルクの「クリストキンドレスマルクト」で、主催者によると、毎年このマーケットには200万人以上が訪れるという。レープクーヘンやシナモンの香りを楽しんだり、小ぶりのニュルンベルガーソーセージを食べたり、香ばしい焼きアーモンドを味わい、グリューワインを飲む。

期間中、ステージでは日本のオペラ歌手で構成されているユニット「オペラティック・シアター・ドゥ・ノエル(Operatic Theater de Noel)」、ゴスペルディレクターの望月(もちづき)ひろみさんが率いる「サニーサイドゴスペルクラブ立川・北千住」。

ゴスペル歌手のタエコ(TAEKO)さんが率いる「タエコ・グローリー プレゼンツ 東京・和ゴスネイション(TAEKO GLORY Presents TOKYO和GOS NATION)」、ジャズ・ヒップ・ホップバンド「ロカロータス(LocaLotus)」、ポップス出身のクラシック歌手「ムジファ(Mujifa)」が出演する。

また、のっぽのサンタ「アントンアンドザジングルベルズ(AnTon&the Jingle Bells)」も出演する。

ほかに、ワークショップも開く。ワークショップへの参加はHPによる事前の予約が必要となる。

「合同会社スノードーム」の講師を務める臼井舞(うすい・まい)さんによるミニチュアの「世界でひとつの雪の舞うスノードームを作ろう!」(参加費3500円)、成川(なりかわ)めいさんによる「プリザーブドフラワーとドライフラワーで作るハーバリウム」(1200円から2000円)、プリザーブドフラワー作家の野村絵美子(のむら・えみこ)さんと清水節子(しみず・せつこ)さんによるプリザーブドフラワーで作るクリスマスアレンジメント(5400円)。

フィンランド出身の前田アンナ・クリスティーナ(Maeda Anna Kristiina) さんによるフィンランドのワラで作られた伝統的クリスマスオーナメント「ヒンメリ」作り(2800円)、キャンドル作家の河野靖子(こうの・のぶこ)さんによるオリジナルキャンドル作り(3800円から4900円)、酒井康一郎(さかい・こういちろう)さんによるクリスマスLEDキャンドル作り(3500円)がある。

開場時間は11時から22時。入場は無料。ステージ、ワークショップの個々の日程はHP(https://tokyochristmas.net/)を参照する。