「牛角」で神戸牛カルビを特別価格、黒毛和牛は半額

【銀座新聞ニュース=2019年2月9日】国内最大の外食グループ、コロワイド(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー)傘下で、焼肉レストランの「牛角」や「居酒家土間土間」などを運営するレインズインターナショナル(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー、0120-142-029)は2月28日まで「牛角八重洲店」(中央区八重洲1-7-10、八重洲YKビル、03-6202-1129)など全627店で「みんなの肉の日」を開いている。

2月28日まで「牛角八重洲店」などで1380円で提供している「神戸牛カルビ」。

また、同じ期間、全店で「黒毛和牛半額フェア」を実施している。

2月9日は語呂合わせにより「29(肉)の日」となることから、9日を含む28日まで「神戸牛カルビ」を税別1380円で提供している。

また、「黒毛和牛カルビ」(タレ)が通常価格890円を445円、「黒毛和牛カルビ」(極み出汁)が990円を495円に、「黒毛和牛の焼きしゃぶ」(タレ、塩ダレ)が590円を295円に、「黒毛和牛の焼きしゃぶ」(極み出汁)が690円を345円と半額で提供する。
ほかに、「王様ハラミ」(味噌にんにく)は790円を490円に、「ピートロ」(タレ)が490円を290円に、「鶏もも」(塩ダレ)が390円から290円に、ビール「アサヒスーパードライ」が500円を390円、ハイボール各種が490円を390円に、ソフトドリンク各種も290円を190円にしている。

同じく、2月中は全店で実施している「2.9キロ大食いチャレンジ」のフライヤー。

また、期間中、89種類以上のメニューをハーフサイズで提供する。さらに、毎月29日に実施している「肉の日イベント」の中でも、新牛角カルビ(600グラム)、カルビステーキ(1000グラム)、ファミリーカルビ(900グラム)、デジカルビ(400グラム)の4種類を乗せた超大盛り肉の大食いに挑戦する「2.9キロ大食いチャレンジ」も、通常は特定店舗で提供しているが、2月は全店で28日まで実施する。価格も通常1万8000円を1万2000円に割り引く。前々日までの予約限定で、平日18時までの受付となる。

ウイキペディアによると、神戸牛は兵庫県で生産された「但馬牛」(黒毛和種)からとれる枝肉が一定の基準を満たした場合に、「但馬牛」の呼称の代わりに用いることができる牛肉のブランド名で、日本3大和牛の1つとされる。神戸牛の証しとして、兵庫県の花であるノジギクを形どった刻印が押されている。

歴史的には、神戸港が1868年に開港され、多くの外国人が入るようになり、農家の作業などに飼育されていた但馬牛を食べた英国人が、その味を絶賛したことが始まりとされている。これがのちに「神戸ビーフ」と呼ばれ、外国へ輸出されたり、全国に流通するようになった。神戸開港と同時に伊藤博文(いとう・ひろぶみ、1841-1909)が兵庫県知事に就任するが、英国留学の経験がある伊藤博文は好んで神戸ビーフを食べた。

現在の神戸ビーフ(神戸肉)は、役畜として飼われてきた小柄な但馬牛が食肉用に改良を重ねられ、肉の断面に霜降り(サシ)と言われるマーブル状に脂肪が入った肉質のものが出来るようになったことにより生まれた。

1980年代には「神戸ビーフ」などの名称が知られるようになったが、明確な基準がなかったため肉質にはバラつきがあり、兵庫県が協賛して1983年に生産、流通、消費の関係団体が集まって「神戸肉流通推進協議会」(事務局:全農兵庫県本部畜産部)を創設し、同協議会により「神戸ビーフ」というブランドが誕生し、定義が明確化された。このとき、牛脂肪交雑基準(BMS)値はNo.7以上とされた。

2001年にBSE問題や産地偽装事件が問題になると、2003年の牛肉トレーサビリティ法施行を前にして、2002年9月にBMS値をNo.6以上に「神戸ビーフ」の基準を下げた。2006年4月1日の規約改定により、450キロ以下だった枝肉重量基準は470キロ以下となり、下限がメスは230キロ、オスは260キロとなった。

2009年にアメリカ大統領のオバマ(Barack Hussein Obama2、1961年生まれ)さんが、訪日を前に「神戸ビーフとマグロが食べたい」との要望を外交筋を通じて行っていた。

兵庫県産(但馬牛)のうち、歩留等級が「A」または「B」等級ならば「但馬牛」など「但馬ビーフ」と呼称される牛肉となり、このうち、以下のすべての基準を満たした牛肉は、神戸ビーフや神戸肉、神戸牛の呼称を用いることもできる。

メスでは未経産牛、オスでは去勢牛で、脂肪交雑のBMS値No.6以上、枝肉重量がメスでは230キロから470キロ、オスでは260キロから470キロ、瑕疵(かし)の表示がある枝肉は、神戸肉流通推進協議会の委嘱会員の判定に依存する。こうした「神戸ビーフ」の基準を満たしている牛肉は、神戸ビーフと但馬牛のいずれかの銘柄名を任意に選んで出荷することができる。

レインズインターナショナルによると、「神戸ビーフ」は、きめ細かく上品な甘みのある赤身、脂の風味・香りと溶け合う。人肌で溶けるほどの融点の低いサシが特徴で、昼夜の気温差が大きく、夜露が降りる土地で育つ柔らかい牧草と、ミネラル豊富な水のおかげで但馬牛特有の肉質がつくられる。

ストレスの無い環境で手間ひまかけて育てられている。稲わら、とうもろこし、麦などの飼料と清涼な水を与えられ、平均32カ月ほどかけて理想の肉質に近づく。その中で基準を満たした但馬牛だけが「神戸ビーフ」と呼ばれる。

レインズインターナショナルは1996年1月に東京・三軒茶屋に「焼肉市場 七輪」を開店してから20年目を迎えたのを記念して、2016年から毎月29日に「牛角」で「肉の日」イベントを開いている。

中央区とその近隣では「牛角八丁堀八重洲通り店」(中央区八丁堀2-14-4、ヤブ原ビル、03-5541-6229)、「牛角八重洲店」(中央区八重洲1-7-10、八重洲YKビル、03-6202-1129)、「牛角新橋店」(港区新橋3-15-3、TKK第2新橋ビル、03-5408-3929)がある。

営業時間は八丁堀八重洲通り店が17時から24時、八重洲店が17時(土・日曜日、祝日は16時)から23時30分、新橋店が17時(土・日曜日、祝日は16時)から24時。牛角公式HP、折込チラシなどのクーポンを提示すると、何品でも割引価格で提供する。