資生堂が手指消毒液を那須工場で生産、5月から4工場体制で20万本に

【銀座新聞ニュース=2020年4月16日】国内最大手の化粧品メーカー、資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)は4月15日、那須工場(栃木県大田原市中田原906-6)で4月17日から「手指消毒液」を生産すると発表した。

資生堂が4月17日から那須工場で生産する「手指消毒液」。

「手指消毒液」は資生堂が独自に手荒れに配慮して開発した商品(指定医薬部外品)で、5月から大阪工場(大阪府大阪市東淀川区小松2-17-45)、掛川工場(静岡県掛川市長谷1120)、久喜工場(埼玉県久喜市清久町5)でも生産し、毎月計20万本(約10万リットル)を医療機関などを中心に提供していく。

那須工場は2019年12月24日から本格的に稼働したばかりの工場で、中高価格帯のスキンケア製品を生産している。

また、厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報(処方)については、他の企業にも開示するとしている。

現在、資生堂はフランスのバル・ド・ロワール工場(オルレアン市)で、週に約2万本の消毒液を生産し、医療機関へ提供している、アメリカではイーストウィンザー工場(ニュージャージー州)で初回生産8.5万本の消毒液を生産し、医療機関へ提供している。