大丸松坂屋画廊で武田双雲展、「愛」をこめて

【銀座新聞ニュース=2020年10月7日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は10月8日から14日まで武田双雲さんによる個展「愛」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で10月8日から14日まで開かれる武田双雲さんの個展「愛」に出品される「愛(1)」(和紙・墨・アクリル)。

書道家の武田双雲(たけだ・そううん)さんは2019年から現代アーティストとして始動し、書をベースとした自由な発想で生み出された作品を描いており、今回は「愛」をテーマにし、コロナ禍で混乱した社会に独自の作品を発表している。

武田双雲さんは「大きな変化の時に、多くの人々は混乱し不安が大きくなります。しかしこんな時こそ、やっぱり愛だなと強く思いました。地球への愛、他人への愛、家族への愛、自分への愛。愛こそが、よりよい未来へと導いてくれるものだと信じています。僕もつい不安にかられて愛を見失いそうになる中、僕なりの愛をこめて作品を作らせてもらいました」としている。

ウイキペディアなどによると、武田双雲さんは1975年熊本県熊本市生まれ、東京理科大学理工学部情報科学科を卒業、東日本電信電話(NTT東日本)に営業マンとして2年半勤務し、母親の武田双葉(たけだ・そうよう)さんの書道教室で1年間書を学び、その後ストリート書家として活動をはじめ、道行く人の希望で即興で書くスタイルを披露し、その後、墨を使った大字パフォーマンスでテレビなどに取り上げられ、NHKの大河ドラマ「天地人」のタイトル字などデザイン書の分野で注目されている。

2013年度に文化庁の文化交流使に任命され、ベトナム、インドネシアにて書道ワークショップを開き、2017年にはワルシャワ大学で講演をしている。2019年6月に第38回ベスト・ファーザー イエローリボン賞の学術・文化部門を受賞し、2019年の元号改元に際し、「令和」の記念切手に書を提供している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。