帝国H・ラ ブラスリーで英国女王風等伝統コースと能勢洋コース

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【銀座新聞ニュース=2013年1月28日】帝国ホテル(千代田区内幸町1-1-1、03-3504-1111)は2月1日から3月14日までタワー地下1階トラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」(03-3539-8073)で「開業30周年記念特別メニュー」を提供する。

帝国ホテルの「ラ ブラスリー」で2月1日から3月14日まで提供される「開業30周年記念特別メニュー」のシェフメニュー。

帝国ホテルが1983年3月に開業した「ラ ブラスリー」が30周年を迎えたことから、その記念として「伝統のフルコース」と「シェフメニュー」を考案した。

「伝統のフルコース」は開業時から考案されたメニューで、前菜が「にしんのマリネ いんげんのサラダと一緒に」、通常の2倍の材料と手間をかけた「帝国ホテル伝統のダブルビーフコンソメ」、1975年に来日したイギリスの女王、エリザベス2世(Elizabeth2、1926年生まれ)の午さん会に村上信夫(むらかみ・のぶお、1921-2005)が考案した「エビと舌平目のグラタン “エリザベス女王” 風」。

メーンが1936年にロシア人オペラ歌手シャリアピン(Fyodor Ivanovich Chaliapin、1873-1938)の要望により生まれたランプ肉をすりおろしたタマネギに漬け込んで柔らかくした「帝国ホテル生まれのシャリアピンステーキ」、炎で演出する「チェリージュビリー」で、最後にコーヒーがつく。

「シェフメニュー」はシェフの能勢洋(のせ・ひろし)さんが創作したコースで、前菜がフランスのクスクスを使ったサラダ「ニースの地方料理 “タブレ” と赤座エビの前菜」、白いカリフラワー、緑のセルフイユ、オレンジのジュレでアクセントを付けた1品で、カリフラワーを好物としたルイ15世(Louis15、1710-1774)の寵愛を受けたデュ・バリー夫人(Madame du Barry、1743-1793)の名を冠した「カリフラワーのポタージュ “デュバリー風” セルフイユを香らせて」。

筒状にまとめたアンコウのローストにブラックオリーブの粉をまぶした「アンコウのロースト オリーブをまとって ほのかな甘味の濃厚赤ワインソース」、メーンがステーキに、埼玉県小川町有機農業生産グループから取り寄せた無農薬野菜を付け合せた「特選和牛サーロインのゆずこしょう風味 小川町の有機野菜と一緒に」、それにとデザートとコーヒーがつく。

営業時間は11時30分から14時30分、ディナーが17時30分から21時30分。価格はいずれも1万円(税込み、サービス料別)。