鳥取県が高島屋で和牛肉を販売、全共で日本一記念

【銀座新聞ニュース=2017年10月6日】鳥取県(鳥取市東町1-220、0857-26-7111)は10月7日から9日の3日間、日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)地下1階「精肉売場秀彩亭」で「鳥取和牛」を販売する。

「第11回全国和牛能力共進会宮城大会」で肉牛の部第7区で優秀賞を受賞し、日本一に選ばれた鳥取県の和牛。

第11回全国和牛能力共進会宮城大会は9月7日から11日まで開かれ、鳥取和牛(鳥取県和牛育種組合)が和牛の品評会「第11回全国和牛能力共進会宮城大会」において、鳥取和牛が「第7区の総合評価群の肉牛群」で肉質日本一(優秀賞)に選ばれた。これを記念して、日本橋高島屋でリブロースのすき焼き用、しゃぶしゃぶ用、切り落としなどを販売する。

「全国和牛能力共進会」は公益社団法人「全国和牛登録協会」(京都府京都市中京区烏丸通御池上る二条殿町546-2)が主催して、5年に1度、全国持ち回りで開かれる全国規模の和牛(黒毛和種牛)の品評会で、通称「全共」あるいは「和牛のオリンピック」といわれる。

雄牛、雌牛の体系のよさなど、改良成果を月齢別に審査する「種牛の部」と、枝肉の状態で脂肪入り具合など肉質を競う「肉牛の部」と合わせて9つの区分があり、全国から約500頭の牛が集結するといわれている。

開催費用の開催地負担は数億円に上るとされているが、品評会に合わせて開催地の農業、観光、文化などをアピールするイベントも開かれるため、開催地には多大な経済効果があるという。2017年は全国39都道府県から種牛334頭、肉牛183頭の計517頭が出品された。

第7区は、各県を代表する種雄牛から生まれた種牛と肉牛で競う区で、産地の改良成果が試されることから「花の7区」と呼ばれ、大会でもっとも注目される区の一つとされている。鳥取県は種雄牛「白鵬85の3」を父とする和牛を出品し、肉質を審査する肉牛部門で初めて全国1位を獲得した。

営業時間は10時30分から19時30分まで。