TOEI「洗骨」で奥田瑛二、筒井道隆らが挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年2月1日】中堅映画配給会社のファントム・フィルム(渋谷区代々木1-11-2、代々木コミュニティビル、03-6276-4035)は2月10日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「洗骨」の出演者の奥田瑛二さん、筒井道隆さんらによる舞台あいさつを開く。

2月9日から一般公開される「洗骨」((C)「洗骨」製作委員会)。

10日11時40分の回上映終了後に、監督の「ガレッジセール・ゴリ」の照屋年之(てるや・としゆき)さんをはじめ、新城家の父親「新城信綱」役の奥田瑛二(おくだ・えいじ)さん、新城家の長男「新城剛」役の筒井道隆(つつい・みちたか)さん、新城家の長女「新城優子」役の水崎綾女(みさき・あやめ)さん、新城信綱の姉「高安信子」役の大島蓉子(おおしま・ようこ)さん、「高安豊」役の坂本(さかもと)あきらさん、新城優子が勤務する美容室の店長「神山亮司」役の鈴木Q太郎(すずき・きゅーたろう)さんが舞台に登場してあいさつする。

「洗骨」は「ガレッジセール」のゴリさんが監督・主演した2016年制作の短編映画「ボーン(born、bone)墓音。」を原案に、照屋年之さんの名義で監督・脚本を手がけた長編作品だ。沖縄の離島・粟国島に残る風習「洗骨」をテーマに、家族の絆や祖先とのつながりをユーモアを交えて描いていく。

物語は新城家の長男・剛が4年前に亡くなった母・恵美子(筒井真理子=つつい・まりこ=さん)の「洗骨」のために故郷の粟国島に帰ってくるところからはじまる。母がいなくなった実家にひとりで暮らす父の信綱の生活は、妻の死をきっかけに荒れ果てていた。

さらに、長女の優子も名古屋から帰ってくるが、優子の変化に家族一同驚きを隠せない。久しぶりに顔を合わせ、一見バラバラになったかにも思えた新城家の人びとだが、数日後には亡くなった恵美子の骨を洗う大事な洗骨の儀式が迫っていた。

照屋年之さんは1972年沖縄県那覇市生まれ、日本大学芸術学部映画学科演劇コースを中退、1995年に中学の同級生だった川田広樹(かわだ・ひろき)さんとお笑いコンビ「ガレッジセール」を結成、テレビを中心に活躍し、2005年には「ゴリエ」のキャラクターで注目され、「第56回紅白歌合戦」に歌手として出場した。

その後は俳優としても活躍し、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で主人公の兄役を演じた。2006年に短編映画「刑事ボギー」で監督デビュー、2016年に「ボーン・ボーン(born、bone)墓音。」でショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017のジャパン部門賞グランプリ、スキップ(SKIP)シティ国際Dシネマ映画祭2017で観客賞を受賞した。吉本興業所属。

チケットはチケットぴあを通じて2日10時から一般発売する。料金は一般2000円、大学生1700円、高校生、中学生、小学生、3歳以上の幼児1200円、シニア1300円、障がい者1200円。