ギャルリー志門で国画会の渡部須美子、飯島洋子、秋ゆかり展

【銀座新聞ニュース=2019年12月16日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は12月16日から21日まで渡部須美子さん、飯島洋子さん、秋ゆかりさんによる「第12回elm-えるむ-展」を開いている。

ギャルリー志門で12月21日まで開かれている渡部須美子さん、飯島洋子さん、秋ゆかりさんによる「第12回elm-えるむ-展」のフライヤー。

2008年から2018年まで櫟(くぬぎ)画廊で開いてきた「elm-えるむ-展」を今回はギャルリー志門で開く。2008年の第1回目から国画会(こくがかい)の会員、準会員、会友の渡部須美子(わたなべ・すみこ)さん、飯島洋子(いいじま・ようこ)さん、秋(あき)ゆかりさんと小浜英子さんの4人で開いてきたが、途中から渡部須美子さん、飯島洋子さん、秋ゆかりさんの3人で開いている。

国画会は伝統的な文展の審査のありかたに不満・疑問を持った京都在住の日本画家によって、“西洋美術と東洋美術の融合と、新しい日本画の創造”をめざし、1918(大正7)年に「国画創作協会」として結成された。展覧会は「国展」と称した。

当初、日本画部と洋画部(1925年に新設)の2部を擁したが、1928(昭和3)年に解散、第2部が国画会として独立し、以後、絵画部に版画部、彫刻部、工芸部、写真部を加え、1939年までに5部による美術団体として、1945(昭和20)年を除き、毎年春期に東京都立美術館にて公募展を開き、2007年より、国立新美術館で開いている。現在、会員は5部で470人、準会員が260人、会友400人。

渡部須美子さんは日本女子大学を卒業、2003年に神奈川日曜画家展でマツダ賞、2005年に日仏現代作家展で準会員奨励賞、2007年kら2010年まで女流画家協会展に出品、2008年から毎年、国画会の公募展「国展」に参加、2012年に第5回利根山光人記念大賞展トリエンナーレ・きたかみで入選している。

飯島洋子さんは第89回国展で会友賞を受賞している。

秋ゆかりさんは静岡県生まれ、学校法人東京モード学園を卒業、在学中に「ファッションクリエーター新人賞国際コンクール日本グランプリ」を受賞 副賞としてフランス政府奨学金を獲得、1985年に卒業後、フランスのクチュリエ養成学校に奨学生として留学し、1987年に帰国、12年間はファッションデザイナーを務め、1998年に日仏現代作家美術展に入選した(2007年に会員優賞)、2008年の第82回から第88回まで国展で入選している。また、サロンブラン美術協会に所属し、毎年本展と選抜展に出品している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。