サニーヘルス、ダイエット中は緑茶、コーヒー類、避けたいカロリーゼロ

【銀座新聞ニュース=2021年1月9日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「健康に良いはずのあの飲み物がダイエットにはNG?避けるべき飲み物とは」を発表した。

ダイエット中においては食べ物の選択と同じく、飲み物も重要で、水のほか、緑茶、ほうじ茶、烏龍茶、ルイボスティー、コーヒーを積極的に飲むようにしたい。

ダイエット中は1日2リットルの水分を取るのがセオリーとなっている。2リットルの水分は食事の水分量を含めてだが、それ以外の水分を補給する際にはどんな飲み物を選んでいるだろうか。

水分といっても当然何でもいいわけではなく、甘いジュースやカフェの甘いコーヒードリンクはダメ。ダイエット中においては食べ物の選択が重要だが、同時に飲み物についても選び方次第でダイエット効率が変わってくる。

思ったようにやせない時は、飲み物を見直してみるのもいいかもしれない。積極的に飲むべきもの、避けるべきものを把握しておきたい。

●ダイエット中はなぜ水分が必要か

美肌やスタイルを維持するためには、水分を1日に2リットル摂るというのはよく聞く話だが、何のためだろうか。空腹を紛らわす効果もあるが、それだけではない。

1)代謝が上がる
体脂肪を燃焼させるには、体の代謝がスムーズに行われている必要がある。水をたくさん飲むことで、血液やリンパなど体液の循環がよくなり、代謝を高めることに繋がる。代謝が高まるということは、エネルギー消費量が増えるので、その分、脂肪を燃焼させやすくなる。

「水太りするタイプだから」という理由で、水分を控えるのは厳禁だ。むしろ、便秘に悩んでいる人はマグネシウムが豊富に含まれている硬水がお勧め。

2)腸内環境が良くなる
腸内環境は、美容、健康、ダイエットの観点でひじょうに重要なファクターで、便秘など腸内環境が悪化すると、悪玉物質が腸壁から吸収され、血液によって全身に巡り、肌荒れやさまざまな病気の原因となるほか、代謝が低下してやせにくい体にもなってしまう。

便秘の予防や解消には、水分を十分量摂る必要がある。便秘で硬くなった便が水分を含むので排出しやすくなり、また、水分によって便のかさが増し、腸のぜん動運動を促進し、便通を起こさせる。

3)デトックス効果
血液により回収された体の老廃物は、腎臓でろ過され、不要なものは尿から排出される。水分をたくさん摂ると尿量が多くなり、自然にデトックスに繋がる。

●水太りタイプの人もたくさん飲むべき?

「水太りするタイプだから」と言って、水分を控えるのは厳禁といえる。体の仕組みとしては、水を飲んで、それが体内で脂肪に変わるということはまずありえない。代謝機能が正常な人であれば、飲んだ水分は汗や尿となる。

水太りやむくみは、体内の塩分が多く、カリウムが少ない場合に起こる。その場合は、カリウムを多く含む野菜や果物を積極的に食べるようにしたい。代謝が落ちている人や筋肉量が少ない人も水太りやむくみが起きやすい。水分をこまめに摂り、体を動かし、血行を促進することや、お風呂にゆっくり使って体を温めることを心掛けてみてほしい

●積極的に飲むべきダイエットにおすすめの飲み物は

積極的に飲むことでダイエットを促進させることができる飲み物を紹介する。体を冷やさないためにも、常温からホットで飲むようにしたい。

1)水
基本中の基本である水は、浄水器の水でもいいので、積極的に飲みたい。便秘に悩む人は、マグネシウムが豊富に含まれている硬水が効果的だ。

2)炭酸水
砂糖など甘味料が入っていないプレーンな炭酸水は、ダイエットに効果的だ。炭酸を飲むと二酸化炭素が血中に入り、血管が拡張されると血流がよくなり、代謝がアップする。つまり、体が消費するエネルギー量が増え、余計な脂肪を蓄えにくくなる。

3)緑茶
緑茶のカテキンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールを抑制する作用があり、生活習慣病のケアにも期待されている成分だ。

4)ほうじ茶
ほうじ茶ならではの香ばしい香り成分に「ピラジン」というものがある。ほうじ茶の特筆すべき成分で、リラックス効果が期待できるほか、血液サラサラ効果や、血行をよくし、冷えの改善、疲労回復などの作用がある。

5)トクホ(特定保健機能食品)のお茶
緑茶やウーロン茶などトクホに指定されているお茶も、適量であれば利用してみたい。商品により1日の目安量が異なるので、表示をよく確認してほしい。通常のお茶よりも、ダイエットや生活習慣病などのケアに対する効果があることが表示されている。

6)烏龍茶
脂っこい中華料理と一緒に飲むことでさっぱりさせてくれる烏龍茶にある烏龍茶ポリフェノールは、脂肪の分解・吸収する消化酵素・膵リパーゼを抑える働きがある。つまり脂肪が吸収されにくくなるという効果がえられる。

7)ルイボスティー
カフェインレスなので、どんな人でも飲むことができる体に優しいお茶で、活性酸素を抑える「SOD(スーパーオキシド・ディスムターゼ=Superoxide dismutase)様酵素」が含まれている。ルチン、マグネシウムなども含まれているので、血流をよくし代謝アップが期待できる。リラックス効果があるので、眠る前にも勧めだ。

8)コーヒー
カフェインには利尿作用があり、むくみの解消に期待ができる。また、血行をよくする効果があるため、基礎代謝が高まる。血液の循環がよくなり、代謝がよくなることで、冷え性や肩こりの解消にもつながる。ダイエット目的で飲むのなら、ブラックかミルクだけを入れて飲むようにしたい。

●要注意!ダイエット中に避けるべき飲み物

砂糖など甘味料が使われているものは、少量ならまだしも「水分補給」として飲んでいたらあっという間に体重が増えてしまう。ペットボトルのジュース、野菜ジュース、甘いコーヒー飲料など明らかに糖質が高いものは当然避けたい。

その他に気をつけたいのが、体によいと言われている類の飲み物だ。体によい面もあるが、ダイエット面では妨げになることがあるので注意が必要なものを紹介する。

1)豆乳
「調整豆乳」と記載されているものは、糖分が添加されているものがほとんどで、余計な糖質を摂取することになってしまう。どうしても豆乳が飲みたい場合は、無調整豆乳と成分無調整などを選ぶようにしたい。

2)甘酒
ビタミンB群が豊富に含まれ、「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高く人気もあるが、甘酒の甘さはブドウ糖によるもの。砂糖が入っているわけではないものの、麹菌がお米のデンプンをブドウ糖に分解している。ブドウ糖は体への吸収スピードがとても速いので、血糖値が急上昇し脂肪になりやすい。

3)飲むヨーグルト
飲みやすくするために、ほとんどの商品には砂糖や人工甘味料が使用されている。人工甘味料はひじょうに低カロリーである反面、その甘さから糖が入ってきたと脳が勘違いしてしまう。実際には入って来ないのでより糖質を欲して食欲コントロールが難しくなる。

4)カロリーゼロ、カロリーオフの飲み物
カロリーゼロやカロリーオフと表示された飲み物は、人工甘味料が使用されていることがほとんど。砂糖が入ってないので血糖値の上昇は抑えられるとはいえ、「飲むヨーグルト」の項にもあるように、食欲コントロールが難しくなるのと同時に中毒性のある人工甘味料もあるといわれているので気をつけたい。

飲み物は液体なので、固形物よりも体への吸収スピードが速い。ダイエット中に糖質の高い飲み物を口にすることがないよう、商品の表示を確認してから購入を心がけたい。