丸善丸の内で、高畠那生「うしとざん」原画展

【銀座新聞ニュース=2021年1月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は2月4日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで、高畠那生さんによる「うしとざん」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で2月4日まで開かれている高畠那生さんの「うしとざん」原画展に展示されている表紙。

絵本作家の高畠那生さんが2020年12月15日に「うしとざん」(小学館、税別1400円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

「うしとざん」は男が「今日はこれからうしに登ります。どのうしにしようかな?」といって、「うしとざん」をするという物語で、編集担当によると、「うしに登って下りてくる、著者の魅力が詰まったへんてこりんな脱力ストーリー」としている。「何度も読むうちに、なんか気になって手放せない、そんな絵本の登場」という。

高畠那生さんは1978年岐阜県生まれ、東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業、第4回ピンポイント絵本コンペで入選、第25回講談社絵本新人賞佳作、2003年に「ぼく・わたし」でデビュー、2013年に「カエルのおでかけ」で第19回日本絵本賞を受賞している。

主な作品に「チーター大セール」(2006年)、「でっこりぼっこり」(2009年)、「カッパのあいさつ」(2010年)、「クリスマスのきせき」(2010年)、「せきとりしりとり」(文・サトシンさん、2011年)、「だるまだ!」(2015年)などがある。

開場時間は9時から21時(最終日19時)まで。