福島・保原高校美術部員が花瓦礫展、希望を絵に、実演も

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【銀座新聞ニュース=2013年1月31日】銀座アートホール(中央区銀座8-110、コリドー街東京高速道路ビル、03-3571-5170)は2月5日から10日まで福島県立保原高等学校美術部による「がれきに花を咲かせようプロジェクト」銀座展を開催する。

福島県立保原高等学校

学校でがれきに花を描いている美術部員たち。

福島県立保原(ほばら)高等学校(福島県伊達市保原町字元木23)美術部の部員たちが3.11により発生したがれきを使って、その上に描いた花など「花がれき」の作品を展示する。これまで地元で展示会を開いてきたが、今回、東京世田谷ロータリークラブや金沢美術工芸大学卒業生有志の支援により、銀座で作品を披露することで、首都圏の多くの人に観てもらうのが狙いだ。

今回、展示するのは1)放射線量を測定し、安全が確認された花がれき作品と写真、2)メッセージつき「花がれき壁掛け」の現物と写真、3)被災者の仮設住宅に描いた絵の写真、4)活動、現地の映像(プロジェクター)、5)保原高校と文化学院の交流作品、6)震災時に保原高校で壊れた時計、などだ。

保原高校は1922年に「福島県立保原中学校」として創立され、1948年に学制改革に伴い、「福島県立保原高等学校」となり、保原町立保原高等女学校と合併し男女共学化され、1963年に全日制普通科、商業科、定時制となった。

福島県立保原高等学校

震災により被害を受け、建て直しのため壊されている保原高校の校舎で、がれきを集める美術部員たち。

1965年に第47回全国高等学校野球選手権大会に出場、2002年に創立80周年を迎えている。現在、全日制の普通科(定員240人)、商業科(定員40人)と定時制の普通科(夜間)があり、生徒数が全日制で785人、定時制で73人の生徒がいる。

保原高校は3.11で津波による被害がなかったものの、地震により校舎が損壊するなど大きな被害を受けた。これに対して、2011年3月下旬から4月中旬にかけて美術部の生徒たちの中から「自分たちにも何かできることはないか?」という気持ちが出てきて、「がれきに花を咲かせようプロジェクト」が誕生した。

このプロジェクトは、震災で発生したがれきに花の絵を描くことで、土地の復興と建物の再生を多くの人に伝え、人々の心に明るい希望や元気が生まれるようにという美術部員の願いが込められている。

また、美術部員は「仮設に花を咲かせよう!-壁画制作プロジェクト」にも取り組み、仮設住宅の壁画を住民と一緒に描いている。

福島県立保原高等学校

福島県の仮設住宅の壁面に、被災者と協力して絵を描く保原高校の美術部員たち。テーマを決め、下描きを元に、大きな絵を壁に描いているところ。

2月9日と10日に保原高校美術部員によるワークショップを開く。

開場時間は11時から18時30分(最終日は16時)まで。入場は無料。

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