丸善日本橋で近代写真特集、A・アダムス、ブレッソン、ウォーホル等

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【銀座新聞ニュース=2014年6月4日】丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は6月1日から30日まで3階ワールド・アンティーク・ブック・プラザで「写真特集 近代日本橋写真」を開いている。

「ワールド・アンティーク・ブック・プラザ」は丸善や雄松堂(ゆうしょうどう)書店など世界11カ国から22社のアンティーク・ブックショップが集合して開設し たもので、国際古書籍商連盟の元会長、オーストリアのシュタインバッハ(Michael Steinbach)さんが総支配人に就任している。

ヨー ロッパの旧市街にある書店のような雰囲気の中で、文化遺産として知られている著名なアンティーク・ブックを収集する喜びや、売買の仕方などについてシュタインバッハさんと会話したり、ワインやコーヒーを飲みながら会話を楽しんでもらえる場としている。2013年3月から毎月、テーマを決めてイベントを開い ている。

6月は「写真特集」で、明治から近代の日本の風景や人々を写した稀少な古写真から、20世紀の移り変わりを撮らえた写真集、署名入りや限定版などを展示販売する。

アメリカの写真家、ウィード(Charles Leander Weed、1824-1903)が撮影した「横浜・鎌倉」居留地含む写真6枚組(1867年)、「明治初期上流階級肖像写真」(31枚プライベートアルバム)、フェゲライン(Fegelein)の撮影した「私たちの日本アルバム」(1894年)。

蒔絵(まきえ)古写真アルバム(撮影者不明)、吉川清(よしかわ・きよし)の「日本の風景アルバム」(1925年、ただし、高木庭次郎(たかぎ・ていじろう、生没年不詳)の同名タイトルの写真集の海賊版の可能性がある)、「ベルリン画報Vol.28/1919-29/1920」、アメリカの写真家、アンセル・アダムス(Ansel Adams、1902-1984)の撮影した「滝」オリジナル・プリント(1925年)。

ドイツの写真家、ブロスフェルト(Karl Blossfeldt、1865-1932)が撮影した「自然の驚異の庭」(1932年)、フランスの写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson、1908-2004)の撮影した「決定的瞬間」(初版、1952年)、「ヨセフ・スーデック(Josef Sudek、1896-1976)写真集」(初版、1956年)、アンセル・アダムスが撮影した「ヨセミテ国立公園のテナヤ湖」(オリジナル・プリント、1960年代)。

アメリカの画家、芸術家のウォーホル(Andy Warhol、1928-1987)の「ブルームービー」(初版、署名入り、1970年)、アメリカの写真家、ユージン・スミス(William Eugene Smith、1918-1978)とアイリーン・美緒子・スミス(Aileen M.Smith)さん夫妻が撮影した「ミナマタ」(初版、署名入り、1975年)、アメリカの写真家、メイプルソープ(Robert Mapplethorpe、1946-1989)が撮影した「劇的狂気の力」(署名入り、1986年)などだ。

開場時間は10時から20時(最終日は17時)まで。入場は無料。