出版美術家連がde Gで70周年記念展、小松崎茂、堂昌一らも

【銀座新聞ニュース=2018年8月24日】一般社団法人「日本出版美術家連盟(JPAL)」(千代田区内神田2-2-5、光正ビル、050-3479-7747)は8月27日から9月1日まで「Salon de G」(中央区銀座6-4-6、646ビル、03-3571-5837)で「2018JPAL展70周年記念-『出版』と出版」を開く。

日本出版美術家連盟(JPAL)が8月27日から9月1日まで「サロン・ド・ジー(Salon de G)」で開く「2018JPAL展70周年記念-『出版』と出版」のフライヤー。

日本で最初に設立されたイラストレーターの団体「日本出版美術家連盟」が創立70周年を記念して開く、通算48回目となる今回のJPAL展は、現役会員の作品だけでなく、小松崎茂(こまつざき・しげる、1915-2001)の「サンダーバード」(複製)をはじめ、今村恒美(いまむら・つねみ、1909-1996)、加藤敏郎(かとう・としろう、1927-1993)、伊勢田邦貴(いせだ・くにたか、1921-2009)、堂昌一(どう・しょういち、1926-2011)、長岡秀星(ながおか・しゅうせい、1936-2015)らJPALの歴史を物語る物故会員の作品も展示する。

出展する作家は青木美和(あおき・みわ)さん、飯田ツトム(いいだ・つとむ)さん、石川吾郎(いしかわ・ごろう)さん、上田昭久(うえだ・あきひさ)さん、えんどうたかこさん。

大島康紀(おおしま・やすのり)さん、大西将美(おおにし・まさみ)さん、恩田好子(おんだ・よしこ)さん、加藤孝雄(かとう・たかお)さん、小宮山逢邦(こみやま・ほうぼう)さん。

阪本俊光(さかもと・としみつ)さん、さとうかおりさん、白井成樹(しらい・しげき)さん、菅ナオコ(すが・なおこ)さん、関本紀美子(せきもと・きみこ)さん。
高津葆(たかつ・しげる)さん、田川秀樹(たがわ・ひでき)さん、竹熊ゴオル(たけくま・ごうる)さん、多屋光孫(たや・みつひろ)さん、垂井(たるい)ひろしさん。

中野耕一(なかの・こういち)さん、長谷川正治(はせがわ・まさはる)さん、細川武志(ほそかわ・たけし)さん、松田真住(まつだ・まさずみ)さん、松山(まつやま)ゆうさん。

水野(みずの)ぷりんさん、安ヶ平正哉(やすがひら・まさや)さん、安田雅章(やすだ・まさあき)さん、若松篤志(わかまつ・まさし)さん、涌井陽一(わくい・よういち)さん。

名誉会員として土田直敏(つちだ・なおとし)さん、根本圭助(ねもと・けいすけ)さん、浜野彰親(はまの・あきちか)さん。

物故会員はほかに、安東延由(あんどう・のぶよし、1925-2017)、梶田達二(かじた・たつじ、1936-2011)、高津南海子(たかつ・なみこ)、都築進(つづき・しん、1921-2014)。

ウイキペディアなどによると、日本出版美術家連盟は雑誌、書籍、新聞などのさし絵、プラモデルの箱絵などを描く美術家の団体で、1948年4月の発足当時は「出版美術家連盟」だった。小説のさし絵画家が発起人の多くを占め、岩田専太郎(いわた・せんたろう、1901-1974)、鴨下晁湖(かもした・ちょうこ、1890-1967)、宮尾(みやお)しげを(1902-1982)、田河水泡(たがわ・すいほう、1899-1989)、田中比佐良(たなか・ひさら、1890-1974)。

小野佐世男(おの・させお、1905-1954)、富田千秋(とみた・ちあき、1901-1967)、川原久仁於(かわはら・くにお、1905-1988)、田代光(たしろ・ひかる、1935-1996)、嶺田弘(みねだ・ひろし、1900-1965)。

清水三重三(しみず・みえぞう、1893-1962)、細木原青起(ほそきばら・せいき、1885-1958)、寺本忠雄(てらもと・ただお、1901-1985)、須藤(すどう)しげる(1898-1946)、梁川剛一(やながわ・ごういち、1902-1986)が発起人メンバーだった。

1950年に上野韻松亭で第1回総会が行われ、本格的な活動が始まり、1951年に第1回「さし絵祭」という展覧会が上野松坂屋デパートで開かれた。

連盟に所属する300人を越える物故作家を中心に、明治以降のさし絵文化を築いたさし絵画家の画業を研究し、世界に紹介してきた。また、連盟展などの活動を通じて、イラストの新しい可能性を提案し、発展させてゆくことをめざしている。

開場時間は11時から19時。入場は無料。

注:「大西将美」の「将」と「松田真住」の「真」、「浜野彰親」の「浜」、「斉藤寿」の「斉」と「寿」はいずれも正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しております。