日本橋「Red」、夏帆、妻夫木聡ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2020年2月17日】映画業界売上高13位の日活(文京区本郷3-38-12)は2月22日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「Red」に出演している夏帆さん、妻夫木聡さんらによる舞台あいさつを開く。

2月21日から一般公開される「レッド(Red)」((C)2020「Red」製作委員会)。

22日12時10分の回上映終了後に、監督の三島有紀子(みしま・ゆきこ)さんをはじめ、主人公の主婦「村主塔子」役の夏帆(かほ)さん、塔子の不倫の相手「鞍田明彦」役の妻夫木聡(つまぶき・さとし)さん、村主塔子が勤めるようになる会社の同僚「小鷹淳」役の柄本佑(えもと・ゆう)さん、村主塔子の夫「村主真」役の間宮祥太朗(まみや・しょうたろう)さんが舞台に登場してあいさつする。

「レッド(Red)」は直木賞作家の島田理生(しまもと・りお)さんが読売新聞のオンラインサイト「読売プレミアム」に2013年5月8日から2014年8月15日まで連載し、中央公論新社より2014年9月25日に刊行された同じ題名の長編の官能小説が原作で、2014年度に第21回島清(しませ)恋愛文学賞を受賞、第6回(2015年度)山田風太郎賞の候補作となった。

物語は誰もがうらやむ夫とかわいい娘を持ち、恵まれた日々を送っているはずなのに、どこか行き場のない思いも抱えていた村主塔子だったが、そんなある日、10年ぶりにかつて愛した男・鞍田秋彦と再会するところからはじまる。塔子の気持ちを少しずつほどいていく鞍田だったが、彼にはある秘密があった。

ウイキペディアによると、三島有紀子さんは1969年大阪府大阪市生まれ、神戸女学院大学文学部を卒業、在籍中に自主映画を撮り始め、卒業後、NHKに入局、「NHKスペシャル」や「トップランナー」などの企画・監督を務め、劇映画を作るため2003年にNHKを退局した。

東映京都撮影所などで助監督、脚本執筆などを経て2007年にテレビドラマ「京都地検の女」、2009年に「妄想姉妹 文学という名のもとに」などの演出を経て、2009年に映画「刺青 匂ひ月のごとく」で監督デビュー、脚本を担当した「世界がお前を呼ばないなら」で2009年サンダンスNHK国際映像作家賞の優秀作品に選ばれた。

2014年に「ぶどうのなみだ」で第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待出品、2015年に「繕い裁つ人」が第16回全州国際映画祭、第18回上海国際映画祭日本映画週間に招待され、2016年に「少女」が香港、台湾で公開され、2017年に「幼な子われらに生まれ」が第41回モントリオール世界映画祭で、最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞、第42回報知映画賞で監督賞を受賞した。演劇ユニット「カッパドキア夫人」のリーダーを務めている。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、18日11時締め切り。20日10時より一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。映画は「R15+」(15歳未満は鑑賞できない)に指定されている。