デジカメ5月出荷台数5%増、金額も6%増、対中向け依然と好調

【銀座新聞ニュース=2024年7月6日】キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムなど13社で構成されているカメラ映像機器工業会(CIPA=Camera&Imaging Products Association、港区芝浦3-8-10、MA芝浦ビル、03-5276-3800)はこのほど、5月のデジタルカメラ生産出荷実績を発表した。

ゲオストアはこのほど、「光学ズーム対応4Kコンパクトデジタルカメラ BM-ODC01」(価格1万978円)を「ゲオオンラインストア」と全国のゲオショップ(602店舗)で順次発売した。前モデルの「BM-DC01」をアップデートし、光学ズーム3倍、デジタルズーム3倍に対応している。有効1200万画素のCMOSセンサーを搭載し、4Kの動画撮影や7500万画素の静止画撮影ができる。

それによると、5月のデジタルカメラの生産が台数で前年同月比3.4%減の69万2144台で2カ月ぶりのマイナス、金額で同0.2%増の408億2432万円で6カ月続けてプラスだった。一方、出荷が台数は同5.1%増の74万3965台で2カ月ぶりのプラス、金額が同6.1%増の734億1848万円と同じく2カ月ぶりのプラスだった。

うち、日本国内向けの出荷台数が同23.1%増の9万4888台、金額が同6.6%増の60億4496万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同2.9%増の64万9077台、金額が同6.0%増の673億7352万円だった。

デジタルカメラの輸出の地域別では、中国向けが台数で同13.9%増の20万9041台、金額で同16.2%増の255億3541万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同7.5%増の9万2042台、金額で同3.3%増の96億4328万円、ヨーロッパ向けが台数で同20.4%減の14万6941台、金額で同19.2%減の129億2809万円、アメリカ向けが台数で同13.4%増の17万4121台、金額で同18.2%増の161億7906万円だった。

タイプでみると、レンズ一体型は生産が台数で1.2%減の15万2857台、金額で同14.6%増の61億2360万円、出荷が台数で同14.7%増の18万3016台、金額が同28.8%増の76億0418万円だった。うち、日本国内向けの出荷台数が同38.2%増の4万8851台、金額が同24.1%増の14億9481万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同8.0%増の13万4165台、金額が同29.7%増の80億9617万円だった。

パナソニックは7月26日に「LUMIX DC-FZ85D」(コジマネットで税込6万4350円)を発売する。光学60倍ズームを実現したデジタルカメラで、35mm判換算で超広角20mmから超望遠1200mmまでの幅広い焦点距離に対応し、ズーム時に6群のレンズが動く「6群全可動レンズ」により、高倍率ズームと小型化を両立した。有効1810万画素の高感度MOSセンサーを装備し、レンズはF2.8-F5.9 LUMIXレンズを採用している。約236万ドットの0.39型OLEDライブビューファインダーや、約184万ドットのタッチ対応3型液晶を搭載している。

レンズ交換式は生産が台数で同4.0%減の53万9287台、金額で1.9%減の347億0072万円、出荷が台数で同2.3%増の56万0949台、金額で同3.3%増の638億2750万円だった。うち、一眼レフの生産が台数で同20.3%減の8万3407台、金額が同24.7%減の24億4836万円、出荷の台数が同22.4%減の8万3956台、金額が同30.8%減の35億4935万円だった。

そのうち、一眼レフの日本国内向け出荷が台数で同9.3%減の3685台、金額で同2.3%減の2億1795万円。輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同23.0%減の8万0271台、金額で同32.1%減の33億3140万円だった。

ミラーレスが生産の台数で同0.3%減の45万5880台、金額が同0.4%増の322億5236万円、出荷の台数が同8.4%増の47万6993台、金額が同6.4%増の602億7815万円だった。

うち、日本国内向け出荷が台数で同12.6%増の4万2352台、金額で同2.1%増の43億3221万円。輸出(日本向け以外の出荷)が同8.0%増の43万4641台、金額で同6.8%増の559億4595円だった。

輸出の地域別ではレンズ一体型が中国向けが台数で同0.7%減の2万7912台、金額で同8.4%増の17億1142万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同8.8%増の2万1395台、金額で同57.1%増の14億2343万円、ヨーロッパ向けが台数で同3.3%減の3万4759台、金額で同10.8%増の19億5540万円、アメリカ向けが台数で同30.5%増の4万3881台、金額で同55.2%増の26億0113万円だった。

レンズ交換式が中国向けが台数で同16.5%増の18万1129台、金額で同16.8%増の238億2399万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同7.1%増の7万0647台、金額で同2.5%減の82億19850万円、ヨーロッパ向けが台数で同24.5%減の11万2182台、金額で同22.9%減の109億7269万円、アメリカ向けが台数で同8.6%増の13万0240台、金額で同13.1%増の135億7793万円だった。