立川銀座で京都造形大染織08年度卒「うりのたね」展、荒井恵子ら

【銀座新聞ニュース=2019年8月27日】ブラインド業界の最大手メーカー、立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース Atte」は8月28日から9月8日まで「うりのたねーUrinotane first exhibition」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールーム「タチカワ銀座スペース オッテ(Atte)」で8月28日から9月8日まで開かれる「うりのたね」展に出品される丸山玲子さんのインスタレーション「陰陽五行『火』」。

京都造形芸術大学(京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116、075-791-9122)通信教育部芸術学部美術科染織コースに、2016年度(2017年4月)に編入学し、2019年3月に卒業した荒井恵子(あらい・けいこ)さんら有志13人のメンバーによって結成されたのが「うりのたね」という。

大学が「瓜生山(うりゅうやま)」にあり、世界中に多種多様の瓜(うり)があり、瓜が古(いにしえ)から人々の生活を潤す植物であり、それぞれがどんな花を咲かせ、どんな実を結ぶのか、これからの楽しみを込めて「うりのたね」と命名したという。

最初の展示会では絣(かすり)や綴(つづ)れ、絞りや友禅など伝統技法による着物、衣服、タペストリーや、独自の技法を用いたパネル、オブジェ、インスタレーションなどの作品20点、20センチ四方の中に感性を凝縮したミニアチュール(小作品)13点を展示する。また、在学当時の指導教師による6作品も披露する。

今回、出品するのは荒井恵子さんのほか、岩田智代(いわた・ともよ)さん、太田理加子(おおた・りかこ)さん、小田原加容子(おだはら・かよこ)さん、小林(こばやし)あゆみさん、近藤恵美(こんどう・えみ)さん、佐藤利一(さとう・としかず)さん、佐藤真子(さとう・まさこ)さん、志賀文子(しが・ふみこ)さん、竹田尚子(たけだ・なおこ)さん、北条柊江(ほうじょう・しゅうこ)さん、丸山玲子(まるやま・れいこ)さん、渡辺達郎(わたなべ・たつろう)さん。

同じく岩田智代さんの作品「根拠のない安心感」(綴れ織り)。

大学染織コースの指導教師で、特別展示するのは、石塚広(いしづか・ひろし)さん、木内小織(きうち・さおり)さん、舘正明(たて・まさあき)さん、久田多恵(ひさだ・たえ)さん、村山順子(むらやま・じゅんこ)さん、ヤマコシカズヨ(やまこし・かずよ)さん。

京都造形芸術大学は1934年に創立された洋裁学校の「藤川洋裁研究所」が前身で、1991年に現在の大学として設置された私立大学。2000年に京都芸術短期大学を統合し、2008年に大学院長に、浅田彰(あさだ・あきら)さんが就いている。

芸術学部通信教育部は1998年に開設され、2007年に通信制大学院を設置、2009年に通信教育部を芸術学科、美術科、デザイン科の3学科13コースに改組している。通信教育部は入試がなく、18歳以上で、高校卒業などの大学入学資格があれば、1年次、2年次、3年次に編入できる。

大学のHPによると、18歳から93歳まで生徒がいる。1年から入学すると、4年間の必要な単位は124単位以上、2年次編入学は84単位以上、3年次編入学は62単位以上取得すると卒業できる。ただし、過去の大学の卒業コース(学士取得コース)により、キャンパスで授業をうけるスクーリング科目の単位数が変わってくる。

開場時間は10時から18時(最終日は14時)。入場は無料。9月2日は休み。