丸の内テラス、来月5日に全面開業、飲食、物販等11店、理髪や靴磨きも

【銀座新聞ニュース=2020年10月30日】不動産業界国内3位の三菱地所(千代田区大手町1-1-1、大手町パークビル、03-3287-5100)は11月5日11時に「丸の内テラス」(千代田区丸の内1-3-4、03-5218-5100)を全面開業する。

三菱地所が11月5日に全面開業する10階建ての丸の内テラス。後が29階建てのタワー棟(外観イメージ)。

「丸の内テラス」は、みずほ銀行前本店ビルと銀行会館、東京銀行協会ビルの3棟一体建て替えのための再開発「(仮称)丸の内 1-3 計画」のアネックス棟にあたる複合ビルで、タワー棟(「みずほ丸の内タワー」)が敷地面積1万1237平方メートル(3399坪)に地上29階、地下4階の高さ149.7メートルのビルで、延べ床面積が18万878平方メートルとなっている。

これに隣接するのがアネックス棟で、地上10階、地下4階で、高さが56.65メートル、延べ床面積が約2万530平方メートル、店舗面積が2200平方メートルで、「丸の内テラス」という名称で、11月5日に開業する。設計・施工監理は三菱地所設計、日本設計、久米設計が担当し、施工は大林組、大成建設、清水建設の共同企業体が手がけた。着工が2018年1月で、2020年9月30日に竣工している。

「丸の内テラス」は1階と2階、9階と10階、地下1階に11店(飲食店7店、物販サービス4店)が出店する。3階から7階にはプライベートクラブ「オーカ トウキョウ(OCA TOKYO)」が入る。会員が使用できるラウンジやレストラン、バー、ライブラリー、ジムなどを揃える。

1階には20種類以上のパエリアが味わえる米料理専門店のスペインバル「バル ポルティージョ デ エスパーニャ」(03-6256-0305)、フランス料理店「エスプリ ド タイユバン トウキョウ(ESPRIT de TAILLEVENT TOKYO)」(03-6259-1151)、シェフの小林岳(こばやし・がく)さんが運営するイタリア料理の「ヨッテリア ガク(YOTTERIA GAKU)」(03-6810-0717)、中国の四川料理店「ジャンピングパンダ」(03-6206-3920)の4店舗が出店する。

1階と2階に出店するのがアメリカンダイナー、カラオケ、ダーツ、卓球まで楽しめる「マルノウチ ベース(MARUNOUCHI BASE)」(03-5962-9885)。1階にはバーカウンターを置き、仲通りに面した開放的なテーブル席を用意している。2階はエンタメゾーン、ダイニングゾーンに加え、7つのカラオケ付きVIPルームを備えている。

9階と10階には大型のコンテンポラリーレストラン「アッパー((THE UPPER)」(050-1743-1200)が開店する。トランジットジェネラルオフィス(渋谷区恵比寿4-20-4、恵比寿ガーデンプレイス グラススクエア)による新業態で、初のフラッグシップレストランとしている。1つの店に「静寂と活気」が同居するスタイルで、「静寂」をイメージした9階では、落ち着きのある自然素材とダークカラーを基調にした空間で、コースメニューを味える。

「活気」のある10階は、自然素材とライトカラーをベースに、開放感のあるテラスへ繋がる空間で、アラカルトメニューを注文できる。

地下1階には理容室「ヒロ銀座バーバーショップ(HIROGINZA BARBERSHOP)丸之内店」(03-6810-0787)や靴磨き「千葉スペシャル丸之内店」(090-3502-5469)、ドラッグストア「コスメティクス アンド メディカル丸の内テラスドラッグ」(03-6267-3710)、コンビニの「ローソン」(12月21日開店)、コーヒーショップの「タリーズコーヒー(TULLY’S COFFEE)」(03-6810-0711)といった丸の内で働く人向けの店が出店する。

三菱地所は2020年代における丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)のまちづりを「丸の内 ネクスト(NEXT) ステージ」と位置づけ、「丸の内 リ(Re)デザイン=人・企業が集まり交わることで新たな『価値』を生み出す舞台づくり」に取り組んでいる。その第1弾がタワー棟(「みずほ丸の内タワー」)と「丸の内テラス」で構成される「(仮称)丸の内 1-3 計画」になっている。