ABロード航空会社満足度17、日航が初の1位、2位ANA、3位NZ

【銀座新聞ニュース=2017年6月28日】大手情報会社のリクルートホールディングス(千代田区丸の内1-9-2)グループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「旅行」に関する調査・研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」はこのほど、「エアライン満足度調査2017」を発表した。

「国際線エアライン満足度調査2017」の総合満足度で初めて1位に選ばれた日本航空。

それによると、総合満足度は「日本航空」が4.16ポイント(2016年4位)で2007年の調査開始以来初めて1位に選ばれた。2位が2015年3位、2016年2位の「全日空(ANA)」で4.15ポイント、3位が同4位だった「ニュージーランド航空」で4.12ポイント、4位が5年連続1位だった「シンガポール航空」で4.05ポイントで大幅にランクを下げ、5位が2016年10位だった「カタール航空」で3.97ポイントだった。

部門別満足度ランキングのそれぞれの1位は1.航空機の機材、設備では、「ニュージーランド航空」が4.10ポイント(2016年4位)、2.客室乗務員の接客サービスでは、「日本航空」が4.16ポイント(同3位)、3.空港内の航空会社職員の接客サービスでは「日本航空」が4.15ポイント(同4位)、4.機内飲食サービスでは、「エミレーツ航空」(アラブ首長国連邦)が3.98ポイント(同2位)、5.機内エンターテインメントでは「エミレーツ航空」が3.95ポイント(同1位)で4年連続1位となっている。

エアライン満足度調査2017で2位に選ばれたANA。

上位のスコアは拮抗する部門が多いが、5部門のうち2部門で「日本航空」が1位に選ばれ、「ニュージーランド航空」が1部門、総合満足度では5位に入らなかった「エミレーツ航空」が2部門で1位を獲得した。

コストパフォーマンスがよいと評価されたのは1位が「タイガーエア台湾」(2016年不明)、2位が「ターキッシュ エアラインズ」(トルコ航空、同3位)、3位が「カタール航空」(同1位)、4位が「エミレーツ航空」(同2位)、5位が「バニラ・エア」(同11位)で、トップ10にLCCが5社入った。

満足度ポイントは「満足である」(プラス5)、「どちらかといえば満足である」(プラス4)、「どちらともいえない」(プラス3)、「どちらかといえば不満である」(プラス2)、「不満である」(プラス)として算出した加重平均値によりポイント化している。また、「総合満足度」は部門別満足度ポイントの合計ではなく、今回調査した単独設問で算出した数値を使用している。

エアライン満足度調査2017で3位に選ばれたニュージーランド航空。

調査は2016年に海外渡航を経験した18歳以上の関東、関西、東海の3地域の日本人(男性が50.6%)を対象に7170人(2016年7227人、2015年6502人)に対し4月14日から17日までインターネットで行い、回収数が4364人(2016年4181人、2015年4620人)、調査集計数が4000人。エアラインは40社で、それぞれの利用者が1社100人になるように無作為抽出している。

総合満足度で6位から20位まで以下の通り。カッコ内は2016年のランクと国籍。
6位 ( 4位)  エミレーツ航空
7位 (14位) フィンランド航空
8位 ( 7位)   エールフランス航空
8位 (21位) ルフトハンザ・ドイツ航空
10位( 7位) タイ国際航空
11位(13位) キャセイパシフィック航空(香港)
12位 ( 3位)  KLMオランダ航空
12位 (18位) ターキッシュエアラインズ(トルコ)
14位(17位) カンタス航空(オーストラリア)
14位(17位) LOTポーランド航空
16位(15位) アシアナ航空(韓国)
16位(12位) エバー航空(台湾)
16位(不明) 大韓航空
19位(不明) タイガーエア台湾
20位(18位) チャイナ・エアライン(台湾)
20位(不明) スカンジナビア航空(スウェーデン)
20位(不明) デルタ航空(アメリカ)