サニーヘルス、カロリーで選ぶXマス料理、肉ならローストビーフ

【銀座新聞ニュース=2018年12月22日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「クリスマスの肉料理・ケーキのカロリーと選び方」を発表した。

クリスマスケーキはカロリーだけでなく、使われている材料に着目し、フルーツが多く使われているものを選びたい。

いよいよクリスマスシーズンだが、クリスマスのおいしいパーティー料理を楽しみたいと思うものの、心配なのがダイエットのことで、イベントのたびに、ダイエットに挫折してしまう人は多い。

チキンやケーキなど、クリスマスの定番メニューは高カロリーで太りそうなものばかりだが、ダイエット中だからといって食べてはいけないものはない。どれくらいのカロリーがあるのかを事前に知って、量や選び方のポイントを押さえておくため、クリスマスに食べる機会の多い肉料理とケーキのカロリーや選び方を紹介する。

肉料理というと、肉は脂っこい、カロリーが高いなどの理由でダイエット中は「NG」のほうに分類され、「肉=太る」という図式ができあがってしまっているが、問題なのは肉の脂肪であって、脂身や皮は避け、ダイエット中でも食べるべき食材といえる。

肉はタンパク源になり、筋肉の元となって美しいボディラインづくりにも欠かせない。逆に言うと、タンパク質不足で筋肉が減ると、代謝が下がり、やせにくい体になってしまう。また、肌の潤いやハリを保つ成分の「コラーゲン」もタンパク質の一種で、タンパク質はダイエットだけでなく、美肌を作るためにも欠かせない存在といえる。

タンパク質の他、肉には鉄も多く含まれる。肉など動物性食品に含まれる鉄は「ヘム鉄」と呼ばれ、植物性食品に含まれる鉄の「非ヘム鉄」よりも体への吸収率が高いのが特徴という。鉄不足は、顔色が青白くなったり、フラついたりするだけでなく、ダイエット効率の低下や肌のハリ、ツヤにまで大きく関わっている。

肉の1食分の目安量は、自分の指を除いた手のひら1枚分です。クリスマスでは多少食べ過ぎてしまうこともあるかもしれないが、日常の食生活ではこの量を目標にしてほしい。

それでは、クリスマスの肉料理のカロリーを見ると、ローストチキンは1本155グラムで、換算すると285キロカロリーとなる。鶏肉は皮の部分に脂肪が多いので、なるべく皮を避けて食べるとカロリーオフになる。

ビーフステーキは1枚150グラムとして比較すると、ヒレ353キロカロリー、肩ロース330キロカロリー、サーロイン639キロカロリーと、部位によってカロリーは大きく異なる。ヒレはカロリー低く、鉄も他の部位より多く含まれるほか、脂肪燃焼をサポートする「L-カルニチン」が含まれている。少し値は張るが、赤身肉のヒレを選ぶのが最適としている。

ローストビーフ(100グラム、196キロカロリー)は1枚10グラムで換算すると20キロカロリーで、10枚食べても200キロカロリーと意外なほど低カロリーという。ローストビーフに使われる肉の部位は、脂肪分の少ない牛もも肉が使われているためだ。低カロリーで高タンパク、しかも見た目は華やか、肉を食べる満足感も得られるので、肉料理の中ではローストビーフがもっともお勧めとしている。

フライドチキン(100グラム、234キロカロリー)では、大手フライドチキンチェーンのフライドチキンは1本あたり可食部87グラムで237キロカロリーとなる。2つ、3つと食べると、あっという間にカロリーオーバーになってしまう上に、セットにはフライドポテトが付いてくることもあるので、かなり脂肪を摂取してしまうことになる。フライドチキンは量を食べ過ぎないようにしたいという。

クリスマスケーキはそのほとんどの成分が糖質と脂肪という、ひじょうに太りやすい食べ物だが、クリスマスにケーキは外せない。せめて少しでも太りにくいケーキの買い方をしたい。

クリスマスケーキのほとんどが、ホールタイプやブッシュドノエルなどデコレーションケーキだが、ワンホール丸ごと買ってしまうと、つい大きめにカットしたり、おかわりしてしまったり、翌日も食べることにもなりやすい。こうした事態を避けるなら、ホールケーキではなくカットされたものを購入するようにしたい。食べ過ぎることがないし、何種類か買えば一緒に過ごす人とシェアできるので、いろいろ味わえて満足度も高い。

ケーキはカロリーだけで選ぶのでなく、使われている材料に着目してほしい。スポンジとクリームばかりのケーキよりも、フルーツが多く使われているもの、チーズケーキを選んだほうが、ビタミンやミネラルを摂取することができる。また、生クリームよりも卵がベースになったカスタードクリームのほうが、脂肪が少なく、タンパク質やビタミン、ミネラルも摂れるなど、少しでも体にメリットのあるものを選びたいとしている。

それでは種類別にケーキのカロリーを紹介すると(ケーキの大きさによってカロリーは多少前後する)、「ブッシュドノエル」は1人分130グラムで換算すると、415キロカロリー。「クリスマスの樹」を意味するブッシュドノエルは、スポンジのロールケーキの周りにチョコレートクリームを塗り、木に見立てたものが一般的なタイプで、形状的にホールで1本購入することになるので、残った時に翌日も食べなければならなくなってしまう。購入するなら大人数が集まる時にして、余らないように心がけたい。

「シュトーレン」は1人分を1切れ43グラムで換算すると、151キロカロリー。最近はパン屋やパティスリーなどでもよく見かける、ドイツのクリスマスケーキと呼べるもので、生地にはドライフルーツやナッツが練りこまれていて、ケーキというよりはどちらかというとパンのようなもので、薄く切って食べる。

シンプルな分、デコレーションケーキよりもはるかに低カロリーで、ダイエット中のおやつとしてよく勧めるドライフルーツとナッツからは、食物繊維やビタミン、ミネラルも摂れる。

「ショートケーキ」は1カット351キロカロリー。ブッシュドノエルと並んでクリスマスの定番であるショートケーキはスポンジと生クリームが主体なので、なるべくイチゴが入っているものを選ぶ方が、多少ヘルシーになる。

「チョコレートケーキ」は1カット497キロカロリー。定番のケーキではあるものの、ショートケーキと同様にスポンジと生クリームが主体で、チョコレートも使われているのでショートケーキ以上に高カロリーになる。多くの種類のケーキから選べるなら、チョコレートケーキは避けたほうが無難といえる。

「フルーツタルト」は1カット373キロカロリー。タルトには生クリームではなく、卵と牛乳から作られるカスタードクリームが使われているので、栄養的にはその分脂肪が少なくタンパク質が多くなる。フルーツがたっぷりとトッピングされたタルトならビタミンやミネラル、食物繊維も摂れるので、ケーキの中では栄養的に優秀な部類といえる。

「シフォンケーキ」は1カット144キロカロリー。フワフワのシフォンケーキは、空気を多く含んでいるため、見た目にボリューム感がある。生地に油脂がそれほど多く使われてなく、卵が多めなのが特徴で、添えるのはホイップクリームではなく、フルーツにすると、よりヘルシーに食べられる。

「チーズケーキ」は1人分350キロカロリーで、1カットでは305キロカロリー。チーズケーキはクリームチーズがメインに使われ、小麦粉の量はほかのケーキよりもかなり少なく、クリームチーズの脂肪分は決して低くはないが、糖質はほかのケーキよりも控えめという。

ダイエット中でも、せっかくのクリスマス料理は楽しみたいが、食べ過ぎたとしても、翌日からまたヘルシーな食事を心がければ問題なしとしている。