Hメトロ丸の内がジェフ千葉昇格祈念カクテル、杉本寿考案

【銀座新聞ニュース=2011年8月20日】JR東日本グループの日本ホテル(豊島区西池袋1-1-1)が運営する「ホテルメトロポリタン丸の内」(千代田区丸の内1-7-12、03-3211-2233)は9月1日から12月4日まで27階のダイニング&バー「テンクウ(TENQOO)」でジェフ千葉応援カクテルを販売する。

JR東日本をはじめとするグループはジェフユナイテッド市原・千葉(ジェフ千葉)のオフィシャルスポンサー(JR東日本はオフィシャルパートナー)で、日本ホテルもスポンサーの1社に名を連ねている。

そこで現在、J2のジェフ千葉のJ1昇格を応援するため、ジェフ千葉のスローガンを採用した、オリジナル応援カクテル「ウィン・バイ・オール(WIN BY ALL、全員で勝利を)」を考案、昇格の分かれ目となる秋の最後の戦いに向けて、ジェフ千葉のサポーターなどに向けて販売することにした。

「ウィン・バイ・オール」を考案したのは「テンクウ」のバーテンダーの杉本寿(すぎもと・ひさし)さんで、13種類のハーブを使ったリキュールベースに、ウォッカ、バナナリキュール、オレンジジュースを加えたフルーティなカクテルという。

ウイキペディアによると、ジェフ千葉は前身が1946年に設立された古河電気工業サッカー部で、1965年の日本サッカーリーグ(JSL)にスタート時から参加し、日本リーグ時代は三菱重工(現浦和レッズ)や日立(現柏レイソル)とともに「丸の内御三家」と言われ、優勝2回、天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝4回、JSLカップ優勝3回という実績を残した。

1993年の日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)発足に際して、古河電工とJR東日本が合弁してクラブチームに移行し「東日本JR古河FC」(2009年に「ジェフユナイテッド」に改称)となり、当初は横浜市をホームタウンとする方針だったが、横浜フリューゲルスと横浜マリノスが横浜市をホームタウンとすることを先に決められ、千葉市、仙台市とかけあい、いずれも断られ、習志野市も住民が騒音の問題などから反対した。

その後、古河電工の事業所があり、古河電工の社宅など関連施設が多く存在していた市原市とかけあい、市原市議会も賛同して、1992年5月に正式にホームタウンとして登録された。ジェフ千葉は1993年から2009年までJIだったが、この間、リーグ優勝はなし、ヤマザキナビスコカップが2005年と2006年に優勝、天皇杯の優勝もゼロという戦績だった。

2010年からJ2に転落し、2010年が4位に終わり、2011年が7月31日現在、18試合で10勝3敗5分の勝ち点35、3位と昇格圏内に位置している。当初からホームスタジアムは市原緑地運動公園臨海競技場だったが、2011年からフクダ電子アリーナ(千葉市総合スポーツ公園球技場)になっている。

また、スローガンは2001年から2008年まで「ウィン・バイ・オール」だったが、2009年に「イエロー・トップ(YELLOW TOP)2009」に変わり、J2に降格した2010年が「走りきる!そして、その先へ。」となったものの、昇格できず、2011年に「ウィン・バイ・オール」に戻した。

杉本寿さんは1940年生まれ、1958年旧日本ホテル(東京ステーションホテル)入社、東京ステーションホテル「八重洲口コーヒーショップ」に勤務、1959年ころに東京ステーションホテル「バー」(後の「カメリア」)に勤務、1964年にニューヨーク万博内「ワールドフェア」に参加した。

2000年に「バーカメリア」支配人で旧日本ホテル(東京ステーションホテル)を定年退職、日本ホテルのエルダースタッフとして勤務、2006年に銀座千疋屋に入社、2008年に日本ホテルに入社している。現在、ホテルメトロポリタン丸の内「テンクウ」に所属している。

カクテルの価格は1000円(税、サービス料込み)。バーの時間は17時から23時。9月4日以降の試合の一部で、ジェフ千葉が勝利した場合は、当日と翌日、スタジアムの入場券の半券もしくはシーズンチケットを見せると、1杯無料でもらえる。詳細はホテルまで。