スウィングシティで北村英治、野村佳乃子らがラストライブ

【銀座新聞ニュース=2012年1月26日】二條(中央区銀座西 2-2、銀座インズ2-2階)が運営する銀座スウィングシティ(中央区銀座6-12-2、東京銀座ビル1階、03-3575-0419)は1月31日に北村英治さんと野村佳乃子さんによる「グッドバイ・スウィングシティ(Good‐Bye SwingCity)」を開催する。

1月31日をもって閉店する銀座スウィングシティでクラリネット奏者の北村英治(きたむら・えいじ)さんとボーカルの野村佳乃子(のむら・かのこ)さんが「北村英治スーパーカルテット」とともに最後のジャズライブを開く。

「北村英治スーパーカルテット」は北村英治さんのほか、ピアノの高浜和英(たかはま・かずひで)さん、ベースの小林真人(こばやし・まさと)さん、ドラムの八城邦義(やしろ・くによし)さんで構成されている。

銀座スウィングシティは1992年に開店したが、長年、銀座スウィングを中心にライブ活動をしてきた82歳の北村英治さんが最後を飾る。

北村英治さんは1929年東京都生まれ、慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年に「南部三郎(なんぶ・さぶろう)クインテット」でデビュー、 1954年に自らのバンドを結成、1977年からアメリカのモンタレージャズ祭に出演した。

以降、1994年まで連続18回と1996年に出演した。1991年から2000年までアメリカ・ロサンゼルスで「L.A.インターナショナル・ジャズパーティ」を開いた。2007年に旭日小綬章を受章している。現在、有限会社「スイングエイジ」代表取締役社長。

野村佳乃子さんは多摩美術大学を卒業、在学中にジャズの楽しさに目覚め、1993年から1998年までアメリカのカンザス・シティ・スタイルのバンド「スウィング・デビルズ(SWING DEVILS)」の専属歌手として活動、2000年に上海和平飯店で戦後初の外国人歌手として出演、2008年にスペイン・サマランカで公演、同年にアメリカ・ニューヨークでギター奏者のレス・ポール(Les Paul、1915-2009)のステージに参加している。

高浜和英さんは1955年福井県あわら市生まれ、小学校時代にピアノを習い、10代半ばにアマチュアロックバンドでギターやベースを演奏、1975年に赤坂プリンスホテルでデビュー、1983年にジャズコーラスグループ「ロミ&ジョーカーズ」としてレコードデビュー(1996年に解散)、コーラス・アレン ジ、コーラス、ピアノを担当し、1986年に第2回日本ジャズボーカル賞新人賞を受賞、現在、北村英治さんらのバンドで演奏している。

小林真人さんは1957年東京都生まれ、早大ニューオーリンズジャズクラブでベースをはじめ、「三上和彦(みかみ・かずひこ)グループ」でプロとしてスタートし、1983年にアメリカにわたり、多くの演奏会に出演し、帰国後、「外山喜雄とデキシーセインツ」に参加、東京ディズニーランドを中心に演奏し、その後、独立し、オランダの「プレダ・ジャズ祭」や神戸ジャズストリートなどに出演している。

八城邦義さんは1959年東京都生まれ、中学在学中よりジャズドラムをはじめ、17歳でプロデビュー、父親でジャズピアノ奏者の八城一夫(やしろ・かずお、1930-1991)のトリオをはじめ、多くのバンドで演奏し、1996年に「北村英治スーパークインテット」として、モンタレー・ジャズフェスティバルに出演している。

開演時間は18時45分から。音楽チャージは会員2620円、同伴3680円、一般4730円。ウイスキーボトルをキープすると自動的に会員になれ、2月1日以降は銀座スウィングで利用できる。ただし、すでに満席になっている。