丸善丸の内で降矢なな「やもじろう」と「おるすばん」原画展

【銀座新聞ニュース=2017年11月7日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は11月1日から30日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで降矢ななさんによる「やもじろうとはりきち」と「ずんずんばたばたおるすばん」の原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で11月30日まで開かれている降矢ななさんの原画展に展示されている「やもじろうとはりきち」の表紙。

版画家で、スロバキアに在住している降矢(ふりや)ななさんが10月10日に「やもじろうとはりきち」(佼成出版社、税別1300円)が刊行されたのと、「こどものとも年少版」(福音館書店)の12月号に「ずんずんばたばたおるすばん」が掲載されるのを記念して、原画を展示している。

「やもじろうとはりきち」はヤモリのやもじろうとハリネズミのはりきちという2人は赤ちゃんのときから大の仲良しだが、いつからかやもじろうは「はりきちと一緒だとつまらない」と感じはじめるようになった。たがいの違いが見えてきてもなお、変わらない幼なじみの友情を描いている。作絵の絵本としては7年ぶりとなる作品で、成長するにつれ、誰でも一度は経験するような、友だちに対する心の葛藤が、切なく、ユーモラスに温かな眼差しで描かれている。

「ずんずんばたばたおるすばん」は文章がねじめ正一(しょういち)さん、絵が降矢ななさんの担当で、物語は母さんが買い物に出かけたとたん、天井から子ザルたちが現れて靴磨きをはじめ、押し入れではナマケモノが布団にもぐりこみ、ベランダではリスとモグラが洗濯物が飛ばないように見張り、台所ではペンギンが冷蔵庫を開けて涼んでいる、など次から次へと登場する動物たちと男の子の楽しい留守番を描いている。

降矢ななさんは1961年東京都生まれ、1992年から6年間、チェコスロバキア(その後スロバキア)のブラチスラバ美術大学で石版画を学び、教授のドゥシャン・カーライ(Dusan K’allay)さんに師事し、スロバキア人の画家ペテル・ウフナール(Peter Uchnar)さんと結婚し、スロバキアにて娘と3人で暮らす。他の作家の文章にイラストを付けたり、「とかげのちょろりん」シリーズでは文章、絵ともに手がけている。

12日15時から3階児童書売り場特設会場で降矢ななさんによるサイン会を開く。丸善・丸の内本店3階レジカウンターで「やもじろうとはりきち」を購入すると、先着50人まで整理券がもらえる。

開場時間は9時から21時(最終日は20時)。入場は無料。

 

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