「家族はつらいよ3」橋爪功、吉行和子、夏川結衣ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年5月18日】国内映画業界第3位の松竹(中央区築地4-1-1、東劇ビル、03-5550-1533)は5月25日に丸の内ピカデリー1(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3201-2881)で一般公開される「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」の初日に、橋爪功さん、吉行和子さんらによる舞台あいさつを開く。

5月25日から一般公開される「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」((C)2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」製作委員会)。

25日12時45分の回上映終了後に、監督の山田洋次(やまだ・ようじ)さんをはじめ、父親「平田周造」役の橋爪功(はしづめ・いさお)さん、平田周造の妻「平田富子」役の吉行和子(よしゆき・かずこ)さん、平田周造の長男「平田幸之助」役の西村まさ彦(にしむら・まさひこ)さん、平田幸之助の妻「平田史枝」役の夏川結衣(なつかわ・ゆい)さん。

平田周造の長女「金井成子」役の中嶋朋子(なかじま・ともこ)さん、金井成子の夫「金井泰蔵」役の林家正蔵(はやしや・しょうぞう)さん、平田周造の次男「平田庄太」役の妻夫木聡(つまぶき・さとし)さん、平田庄太の妻「間宮憲子」役の蒼井優(あおい・ゆう)さんが舞台に登場してあいさつする。

「家族はつらいよ」シリーズは山田洋次さんの原作で、脚本も山田洋次さんが平松恵美子(ひらまつ・えみこ)さんと共同で手がけ、2016年3月に「熟年離婚」をテーマとした第1弾が公開され、観客動員人数120万人、興行収入13億8000万円を記録、第40回日本アカデミー賞(2017年)で、優秀作品賞、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞を受賞した。

2017年5月に「無縁社会」をテーマにした第2弾が公開され、興行収入が9億3100万円で、第41回日本アカデミー賞(2018年)で、優秀脚本賞、優秀助演男優賞、優秀助演女優賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞を受賞した。3作目となる「妻よ薔薇(ばら)のように 家族はつらいよ3」は山田洋次さんの88本目の作品で「主婦への讃歌」をテーマにしている。

「家族はつらいよ」シリーズは山田洋次さんの「東京家族」(2013年)で一家を演じた橋爪功さん、吉行和子さん、妻夫木聡さん、蒼井優さんら8人の「家族はつらいよ」の平田家のメンバーが再結集して現代に生きる新たな一家として、平田家で巻き起こる新たな騒動が描かれる。

物語は平田家の長男・幸之助の妻・史枝がコツコツ貯めていたへそくりが何者かに盗まれてしまった。史枝が落胆する一方で、「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と心ない言葉を口にする幸之助の姿に史枝の我慢が限界に達し、ついには家を飛び出してしまう。

掃除、洗濯、朝昼晩の食事の準備など、これまで平田家の主婦として史枝がこなしてきた家事の数々をやるハメになった平田家の人びとは大混乱となるが。

ウイキペディアによると、山田洋次さんは1931年大阪府豊中市生まれ、南満州鉄道のエンジニアだった父親の勤務のため、2歳で満州に渡り、少年期を過ごし、1947年に大連から日本に引き揚げ、1954年に東京大学法学部を卒業して松竹に補欠入社、野村芳太郎(のむら・よしたろう、1919-2005)作品の脚本、助監督を務め、1961年に「二階の他人」で監督デビューした。

松竹ではヌーベルバーグが活躍していた時代にあって、松竹大船調路線の後継者として「下町の太陽」や「馬鹿まるだし」などのコメディを中心とした作品で企業内監督の道を歩み、1969年に「男はつらいよ」を監督し、観客動員が地味だったが、評判を呼び、その後、27年間に全48作が制作される大ヒットシリーズとなった。

1969年に芸術選奨文部大臣賞、その後、2、3年おきに「家族」や「同胞」などを手がけ、高い評価と手堅い成績を収め、1972年に菊池寛(きくち・かん)賞、2002年に藤沢周平(ふじさわ・しゅうへい、1927-1997)原作の「たそがれ清兵衛」を制作、アメリカの「第76回アカデミー賞」外国語映画部門にノミネートされた。

2004年に藤沢周平原作の時代劇「隠し剣 鬼の爪」で「第7回ジンバブエ国際映画祭」最優秀作品賞を受賞、同年に横綱審議委員、文化功労者、2008年に芸術院会員、2012年に文化勲章を受賞した。財団法人「いわさきちひろ記念事業団」理事長、関西大学大学院文学研究科、立命館大学映像学部の客員教授、文化学院の特別講師。妻は「平塚らいてうの記録映画を上映する会」副会長を務めた山田よし恵(やまだ・よしえ、1932-2008)。

チケットは劇場窓口と劇場HPですでに発売している。料金は全席指定で一般1800円、大学生1500円、高校生、中学生、子ども、障がい者1000円、シニア1100円。

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