丸善丸の内でたしろちさと「はなびのひ」原画展

【銀座新聞ニュース=2018年7月19日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は7月20日から8月7日まで3階児童書売場壁面ギャラリーでたしろちさとさんによる「はなびのひ」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で7月20日から8月7日まで開かれるたしろちさとさんの「はなびのひ」原画展に出展される「はなびのひ」の表紙。

絵本作家のたしろちさとさんが6月30日に「はなびのひ」(佼成出版社、税別1300円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

「はなびのひ」はお江戸の花火大会の日に、早く夜にならないかと退屈していたぽんきちがお母ちゃんに頼まれて、花火職人のお父ちゃんに夜食を届けに出かけると、それを見た人たちが次々と後をついてゆき、町中が大騒ぎになるという物語だ。江戸の町並みと夜空に咲く大輪の花火が夏の風情を感じさせる、としている。

たしろちさとさんは1969年東京都生まれ、明治学院大学経済学部を卒業、4年間の会社勤めを経て、絵本の制作をはじめ、2001年に「みんなの家」でデビュー、2003年に「ぼくはカメレオン」が世界7カ国で同時発売され、2007年に「ぼく うまれるよ」がBIB第21回ブラティスラヴァ世界絵本原画展で入選した。

2011年に「5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん」で第16回日本絵本賞を受賞、2018年に「きょうりゅうオーディション」が第23回日本絵本賞読者賞にノミネートされた。同年に絵本「しーっ」(フランス語版「シュー(CHUUUT)」が「プリ・ムスティック賞(Prix Moustic)」を受賞した。

22日15時からたしろちさとさんによるサイン会を開く。対象書籍を購入されると、先着50人まで整理券がもらえる。

開場時間は9時から21時まで。