皇居1周駅伝参加チーム募集、タスキ、ゼッケンは被災者が製作

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【銀座新聞ニュース=2013年2月1日】三菱地所(千代田区大手町1-6-1、大手町ビル、03-3287-5100)などで構成される「丸の内駅伝実行委員会」は3月17日に開催する「丸の内駅伝2013」の参加チームを2月20日まで募集している。

3月17日に皇居で開かれる「丸の内駅伝2013」。画像は過去に実施された丸の内駅伝で、小雨にも負けずに力走する参加者たち。

「丸の内駅伝」は2008年から「丸の内文化祭」のひとつとしてはじめられた行事で、1チーム4人が皇居外苑を順番に4周して合計時間を競う「駅伝」の人気が高く、2010年から独立したイベントとして開催された。2011年は3月11日の東日本大震災により直前に中止されたが、2012年が2年ぶりに再開され、2013年が5回目となる。

今回は参加費の一部を、駅伝参加者用のタスキとゼッケンを宮城県南三陸町を中心とした仮設住宅で暮らしている人たちに製作を依頼している。また、ランナーによるゴミの持ち帰りや安心安全な環境で走れるように、皇居周辺ランナーサポート施設等連絡会(事務局:千代田区観光協会)が推進するマナー啓発活動の費用としても役立てる。

皇居1周は約4.9キロメートルで、桜田門の時計台から時計とは逆回りに走り、和田倉門、旧気象庁前、乾門(いぬいもん)、千鳥ケ淵、半蔵門、三宅坂(みやけざか)を抜けて、再び桜田門に戻るコースで、途中に信号がなく、止まらずに1周できるため、ランニング愛好者の中でも人気のあるコースとなっている。2012年に募集した際は488チームの応募があったという。

スタート時間は10時で、1チーム4人(男女別と男女混合の3種類)、参加160チーム、640人を一般募集する。男女混合は男女1人ずついれば、比率は問わない。条件は20歳以上で、丸の内地域で働くか、地域内で勤務している人の紹介があれば、応募できる。ただし、ロッカー、シャワーなどの設備がない。

希望者は丸ビルのHP(http://www.tokyo-event.jp/ekiden/)のエントリーシートに記入して申し込む。参加費は1チーム1万円。締め切りは20日13時。雨天でも決行するが、荒天時は中止となる。また、参加者は丸の内オリジナル「MEET@Marunouchi」のスポーツタオルとエコバッグをもらえる。