サニーヘルス、完全栄養食は補助食品、基本は魚、肉等で蛋白質摂取

【銀座新聞ニュース=2021年2月20日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「国内外のメーカーから続々発売『完全栄養食』の解説」を発表した。

厚労省の「日本人の食事摂取基準」に定められている必須栄養素を不足なく補える食品が、完全栄養食の定義だが、あくまで補助食品にとどめたい。

最近、「完全栄養食」というワードを、インターネットを中心に目にする機会が増えた。その名から食品であることはわかるものの、なんとなくイメージが湧くような、でも詳しくはよくわからないという人が多いだろう。国内外のメーカーから続々と発売される「完全栄養食」とは一体どんなものなのか。

●完全栄養食とはどんなもの?

ここ数年で、「完全栄養食」または「完全食」と呼ばれる食品の発売が相次いでいる。完全栄養食とは、健康を維持するために必要な栄養素をすべて含んだ食品のことだ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に定められている必須栄養素を不足なく補える食品が、完全栄養食の定義といえる。

玄米や卵など、単体で栄養価の優れたものも昔から完全栄養食や完全食と言われてきたが、それだけでは不足する栄養素もある。現代においての完全栄養食とは、栄養を添加することでその点をクリアし、一つで栄養を完全に補える食品として販売されている。

●完全栄養食はどんな人に向いている?

完全栄養食の形態としては、パウダーを水や牛乳でシェイクして飲むドリンクタイプや、生地に栄養を閉じ込めた麺やパスタタイプ、パンタイプなどが代表的な種類だ。

こうした商品は、ダイエット中や美容意識の高い人、筋肉を付けたい人、そして何より、時間と手間を掛けずに効率良く栄養を摂取したい人に向いている。栄養の知識や調理の技術がなくても、誰もが簡単に栄養バランスを整えることができることが最大のメリットだ。栄養面や効率が重視されている食品ではあるものの、食べ物としての満足度はどうなのか?

ダイエットでやせるため、筋肉をつけるため、これらに共通する必須の栄養素はタンパク質で、食事量を減らしても、タンパク質は必要量を摂取したい。そのためにも魚、肉、大豆、大豆製品を食べるのが食事の基本といえる。

完全栄養食は、食べ物もしくは飲み物であるからには、栄養を満たすだけでなく、味の面での満足感も得たいと考えるのが一般的だろう。しかし、現在のところ、商品によって味へのこだわりには大きな差があり、場合によっては味を重視していないと言い切っているものもあるようだ。

完全栄養食は利便性と栄養の摂取効率の良さが売りであるとはいえ、味や価格などの要素を含めた、総合的にバランスのよい商品を選びたい。

●完全栄養食=万能?

多くの完全栄養食は、糖質(炭水化物)は控えめに、それ以外の栄養素が必要量満たされるように作られている。しかしながら、野菜など素材そのものに含まれるフィトケミカル(微量栄養素)や抗酸化物質、さらには未解明の栄養素などは期待できない。

このため、完全栄養食だけを食べていれば体が健やかに保たれたり、健康増進効果があったりということではなく、あくまでも補助的に食べるようにしたい。通常の食事からでないと摂取することができない栄養素もあるので、完全栄養食が万能ということではないからだ。

●やせるために必要な栄養素とは?

人間の体は多くの種類の栄養素を必要としている中でも、ダイエットでやせるため、筋肉をつけるため、美肌のため、これらに共通する必須の栄養素は「タンパク質」。食事量を減らしたとしても、タンパク質は必要量をキープしたい。

なぜなら、タンパク質は体を動かすために必要であり、筋肉、内臓、肌、血液など、体を作る元となる基本成分のひとつだからだ。体の機能を正常に保つのに欠かせない体内酵素を構成しているのもまたタンパク質だし、多くのホルモン、神経伝達物質や美肌に必須のコラーゲンの原材料にもなる。ほかに、免疫力をキープして病気を予防したり、心の健康に関わったりなど、その働きは多種多様だ。

タンパク質の摂取量が不足すると、例えば筋トレをしても筋肉が増えないだけでなく、筋肉が分解され減少してしまう。また、骨や血液の生成にも影響を及ぼし、貧血の原因になることもある。貧血になれば代謝が下がり、肌の潤いは失われる。

ダイエット面でいえば、筋肉量が減少すると特に運動しなくても生命維持のため、自動的に体で消費されるカロリー(基礎代謝量)が落ち、やせにくい体になってしまう。

しかも、やせにくくなるだけでなく、同じ食事量なら基礎代謝量が落ちた分だけ体内でカロリーが余るようになり、余剰分は体脂肪として蓄積されるようになる。体脂肪が増えないようにするためには、余剰カロリーを運動などによって消費しなければならない。つまり、基礎代謝量が落ちると、太りやすく、やせにくい体になってしまうことになる。

ひとくちにタンパク質といっても食品によって性質が異なり、体内での利用効率は違ってくる。タンパク質は複数のアミノ酸によって構成されていて、食品によってそのバランスや量が違うので、1種類の食品からばかりではなく、複数の食品を組み合わせることが重要となる。

魚、肉、大豆、大豆製品が主なタンパク源となり、目安量は、1食あたり自分の手のひら(指を除く)1枚分だ。動物性、植物性タンパク質の一方に偏ることなく、まんべんなく食べるようにしたい。

完全栄養食の便利さは、忙しい人には特に重宝されるだろう。しかし、長期間にわたり、これを食事の中心とすることは勧められない。通常の食事を取ることが難しい場合に限り、完全栄養食にするというのが、健康的な取り入れ方ではないだろうか。

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