東宝3月映画、4カ月ぶりの10億円台、新型コロナの影響で

【銀座新聞ニュース=2020年4月11日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、3月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比80.6%減の12億225万円で、2カ月続けて前年を下回ったと発表した。

現在、一般公開中の「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」((C)2020 映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会)。

3月は例年、7月などと並んで年間で観客動員数がそれなりに見込める時期で、2014年が59億円、2015年が73億円、2016年が70億円、2017年が60億円、2018年が68億円、2019年62億円と60億円から70億円で推移している。

しかし、この3月は新型コロナウイルスの感謝数の増加に伴い、政府と東京都から外出の自粛制限などが出されたことや、映画館での感染拡大が懸念され、新作の公開を次々と先送りしたことで、12億円台と大幅な減収となった。過去に10億円台と20億円を割ったのは、2019年11月の14億5059万円以来、3カ月ぶりになる。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(695スクリーン)の3月の入場料収入は同58.8%減の26億3748万円だった。トーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。

3月の新作は13日に公開された「貴族降臨‐プリンス・オブ・レジェンド(PRINCE OF LEGEND)」、20日から公開された「弥生、三月‐君を愛した30年」の2作だった。

興行通信社の映画興行ランキングによると、2月29日、3月1日の週は「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が2週目で2位、「ヲタクに恋は難しい」が4週目で7位と、トップ10入りは前の週と同じく2本だった。

7日、8日の週は「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が3週目で4位、「ヲタクに恋は難しい」が5週目で9位と、トップ10入りは前の週と同じく2本だった。

14日、15日の週は「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が4週目で4位、「貴族降臨‐プリンス・オブ・レジェンド(PRINCE OF LEGEND)」が初週で6位、「ヲタクに恋は難しい」が6週目で9位と、トップ10入りは前の週より1本増えて3本だった。

21日、22日の週は「弥生、三月‐君を愛した30年」が初週で6位、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が5週目で9位と、トップ10入りは前の週より1本減って2本だった。

28日、29日の週は「弥生、三月‐君を愛した30年」が2週目で6位、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が6週目で9位と、トップ10入りは前の週と同じく2本だった。

3月の主な配給作品は「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、「ヲタクに恋は難しい」、「貴族降臨‐プリンス・オブ・レジェンド」、「弥生、三月‐君を愛した30年」などだった。

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