サニーヘルス、年越しそばは栄養豊富、植物性たんぱく質は精白米の3割増

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【銀座新聞ニュース=2012年12月29日】サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル6階、0120-662-444)はこのほど、調査レポート「年越し以外でも常食したい栄養豊富なそば」を発表した。

サニーヘルスが「年越し以外でも常食したい栄養豊富なそば」というもりそば。精白米、うどんなどと比較すると血糖値の上昇率が低く、穀物類では太りにくい部類に入るという。

1年の終わりの日である大晦日の夜に、年越しそばを食べる風習があるが、年越しそばの風習が広まったのは、江戸時代中頃だとされている。その理由として、1)「人生はそばのように細く長く生きるという意味で食べる」と健康長寿を願った、2)そばが切れやすいことから、1年間の苦労や借金を切り捨て、翌年に持ち越さないよう願った、3)そばは風雨でたれても、日に当たるとすぐに立ち直る植物なので、それにあやかる、などがあり、一般的には1)の説が有力とされている。

そばが体にいいと言われる理由のひとつが、そばに含まれる「ルチン」で、ルチンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、そばの実の外層部分に多く含まれている。毛細血管を強くし、血圧を下げる働きがあり、心臓病や動脈硬化、高血圧の予防になるといわれている。また、すい臓の機能を活性化し、糖尿病の予防にも役立つといわれている。

ルチンをはじめとし、そばの良質な栄養は水に溶けやすい性質があるため、そばを食べ終わったら、残ったつゆに茹で汁を入れて「そば湯」を飲むようにした方がいいといわれてきた。しかし、「冠婚葬祭マナー&ビジネス知識」によると、そばのルチンはほどんと溶け出さないことがわかってきているとしている。

また、食べ方の決まりはなく、かけそばでも、ざるそばでも問題ないが、年を越してから食べるのは縁起が悪いとされており、午前0時までには食べ終わるようにしたいという。

ウイキペディアによると、1814年の「大坂繁花風土記」に年越しそばに関する記述があり、12月31日の年越しそばについて書かれていることから、1814年には江戸で年越しそばが文化として定着していたことがうかがえるとしている。

年越しそばの起源をさかのぼると、江戸時代中期には商家に月の末日にそばを食べる「三十日蕎麦(みそかそば)」という習慣があり、これが転じて大晦日だけに行われる年越しそばになったと考えられている。 年越しそばに関する記録は江戸中期ごろまでさかのぼることができ、当時の江戸では江戸患い(脚気)が流行しており、「そばを食べている人は脚気にならない」という巷説が江戸でのそばの流行を後押ししたとされている。

また、年越しそばに関する伝承としては、年を越してから食べることは縁起がよくないとするものや、そばを残すと新年は金運に恵まれず小づかい銭にも事欠くことになるといったものがある。

薬味のネギについては心和らげるという「労ぐ(ねぐ)」の意味、あるいは、神職の「ねぎ」の言葉に掛けた語呂合わせともいわれている。

サニーヘルスによると、そばにはビタミンAやビタミンCが含まれてないが、ビタミンB1、B2が豊富で、ビタミンB1は「疲労回復ビタミン」と呼ばれ、糖分やでんぷんなどの糖質をエネルギーに変換するのに不可欠とされている。ビタミンB2は、たんぱく質や脂質、糖質などの代謝に関係する酵素を助けるはたらきがあり、栄養素の代謝を助け、成長、発育を促す。

そばには植物性たんぱく質も多く、精白米の9.2パーセントに対して12.1パーセントと3割以上も多く含まれ、良質で穀物中で最高といわれている。食物繊維は精白米の約2.5倍も含まれている。精白米、うどんなどと比較すると血糖値の上昇率が低く、穀物類では太りにくい部類という。