丸善日本橋で「漆」相田雄壱郎と「鋼」安東桂「偶像牧場」展

【銀座新聞ニュース=2024年6月12日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は6月12日から18日まで3階スパインスペースで相田雄壱郎さんと安東桂さんによる「漆・金属 造形展『偶像牧場』」を開く。

丸善・日本橋店で6月12日から18日まで開かれる相田雄壱郎さんと安東桂さんによる「漆・金属 造形展」のフライヤー。

漆工家の相田雄壱郎さんと金属造形作家の安東桂(けい)さんが「漆と金属」を使ってそれぞれが作り出した、ムシ、動物、鳥、あらゆる生き物の躍動するフォルムなどを「偶像牧場」と題して展示する。

相田雄壱郎さんは漆工と木工を駆使して器から彫刻まで思いつくままの創作物を制作している。安東桂さんは鋼を叩いて作る、物語を感じさせるような立体造形物や生活の中で楽しめる金属のアイテム、アルミのアクセサリーなどを出品している。

相田雄壱郎さんは1978年福島県会津若松市生まれ、石川県輪島市の奥田志郎さんに師事し、その後、会津若松市で独自の漆器を制作している。

安東桂さんは1977年大分県日田市生まれ、1999年に東京学芸大学を卒業、2001年に同大学大学院修士課程を修了、金属造形家の赤川政由さんに師事し、銀座ミハラヤの「銅楽展」に参加し、2007年に個展を開き、2010年に立川市役所新庁舎受付カウンターのデザイン・施工を手掛け、2012年に独立して、東京都立川市にアトリエをかまえ、2013年に立川市東京国体モニュメントを制作し、その後も毎年個展を開いている。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。