丸善丸の内で長崎真悟「もぐらけんせつ ぽんぽこでら」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年5月31日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は5月31日から6月20日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで長崎真悟さんによる「もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で6月20日まで開かれている長崎真悟さんの「もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり」原画展に展示されている絵本の表紙。

イラストレーター、デザイナーの長崎真悟さんが6月1日に絵本「もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり」(童心社、税込1430円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

童心社によると、「もぐらけんせつ」はかっこいい重機とゆかいなもぐらたちがいきいきとはたらく「建設おしごと絵本」という。2023年7月に「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」(童心社、1430円)を刊行している。

今回の「ぽんぽこでらのおまつり」はもうすぐ、ぽんぽこ寺のお祭り、町の工事会社「もぐらけんせつ」でも、祭りのじゅんびに大いそがし。そこへ、ぽんぽこ寺の和尚さんが泣きながらやってきた。「お寺の橋がこわれてしまったんです。これではみんなにお祭りにきてもらえません」。

そこで、もぐらけんせつは、大いそぎで橋の建設にとりかかるが、川の中に柱を立てなければならないし、橋の工事は大変。そこで、おやかたは、ビーバー材木店のとうりょうにたすけをもとめ、ビーバー材木店ともぐらけんせつが力を合わせて、橋はどんどんできていく。

ショベルカーやクレーン車をはじめ、ポンプ車、フォワーダー、パイルドライバーなど、かっこいい重機が大かつやくし、橋ができていく様子や、盛大なお祭りを絵で楽しめる絵本という。

長崎真悟さんは群馬県生まれ、東京デザイナー学院グラフィックデザイン科を卒業、デザイン会社でイラスト制作を手がけたのち2018年よりフリーとして活動、アクリル絵の具を大胆に塗り重ねた、勢いと温かみのあるタッチで、恐竜や乗り物などを描く。絵本に「ぼくのきょうりゅうかんさつ日記」(徳間書店、2020年)、「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」(童心社)がある。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。