日本橋「明日を綴る写真館」ヒットで平泉成、佐野晶哉ら御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年6月16日】中堅の映画配給会社のアスミック・エース(千代田区丸の内1-8-1、丸の内トラストタワーN館、03-6760-8558)は6月22日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「明日を綴る写真館」の大ヒットを記念して、平泉成さん、佐野晶哉さんらによる御礼の舞台あいさつを開く。

6月7日から一般公開されている「明日を綴る写真館」((C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA)。

「明日を綴る写真館」は6月7日に一般公開され、「映画予報」によると、9日までの3日間で観客動員数は約3万人、興行収入が約4011万円で、映画ランキングトップ10には入らなかったが、配給元のアスミック・エースは「大ヒット」として監督、出演者による御礼の舞台あいさつを開く。

22日11時の回上映終了後と14時10分の回上映前に、監督の秋山純さんをはじめ、鮫島写真館の主人「鮫島武治」役の平泉成さん、新進気鋭の若手写真家で鮫島武治に弟子入りを志願する「五十嵐太一」役のアイドルグループ「Aぇ! group(ええグループ)」の佐野晶哉(まさや)さんが舞台に登場して、大ヒットの御礼あいさつをする。

ウイキペディアによると、「明日を綴る写真館」はマンガ家のあるた梨沙さんが2018年7月24日から2019年5月14日まで、「COMIC BRIDGE(旧・COMIC BRIDGE online、コミック・ブリッジ)」(KADOKAWA)に全5話を連載した同じ題名のマンガが原作で、監督が秋山純さん、脚本は中井由梨子さんが担当している。また、1964年に映画デビューした平泉成さんが80歳にして初めて主演を務めている。

物語は気鋭のカメラマンとして活躍する五十嵐太一だが、さびれた写真館を営む鮫島の撮影した一枚の写真に心震わされ、華々しいキャリアを捨て、鮫島に弟子入りを志願するところからはじまる。他人に関心を持たず淡々と写真を撮っていた太一は、写真館に訪れる客ひとりひとりと対話を重ねることで、被写体と深く関わっていく鮫島の撮影スタイルに驚きを隠せずにいた。

客たちの心残りや後悔に真摯に向き合っていく鮫島の姿勢に接し、太一は自分に足りないものがあることに気付き始める。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、17日11時締め切り。18日10時より一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。プレミアボックスシートは1000円プラス。