日比谷「朽ちないサクラ」公開で杉咲花、萩原利久ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年6月12日】カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのカルチュア・エンタテインメント(品川区上大崎3-1-1、目黒セントラルスクエア)傘下の映画配給事業のカルチュア・パブリッシャーズ(同上)は6月22日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「朽ちないサクラ」の公開を記念して、杉咲花さん、萩原利久さんらによる舞台あいさつを開く。

6月21日から一般公開される「朽ちないサクラ」((C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会)。

22日9時30分の回上映終了後と、13時の回上映前に、監督の原廣利(ひろと)さんをはじめ、愛知県警広報広聴課行政職員「森口泉」役の杉咲花さん、愛知県警平井中央署生活安全課の刑事「磯川俊一」役の萩原利久さん、愛知県警捜査一課係長「梶山浩介」役の豊原功補さん、愛知県警広報広聴課課長「富樫俊幸」役の安田顕さんが舞台に登場してあいさつをする。

ウイキペディアによると、「朽ちないサクラ」は作家の柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)さんによる警察小説で、徳間書店の月刊詳説誌「読楽」において、2012年6月号から2013年4月号までの偶数月号、2013年7月号から2014年3月号までの奇数月号に掲載され、2015年2月10日に徳間書店から単行本化され、2018年3月7日に徳間文庫版が発売され、第5回徳間文庫大賞を受賞している。県警の広報職員が、友人の変死事件の謎を独自に調査する中で、事件の真相と公安警察の存在に迫っていくサスペンスミステリーとなっている。

物語はたび重なるストーカー被害を受けていた愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害されたところからはじまる。のちに、女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元の米崎新聞に独占スクープされる。

県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は1週間後に変死体で発見される。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓う。そして、泉はストーカー殺害事件と警察の不祥事に、かつて大事件を起こしたカルト宗教団体が絡んでいることを知る。

原廣利さんは1987年東京都生まれ、父親が映画監督の原隆仁(たかひと)さん。日本大学藝術学部映画学科監督コースを卒業、原隆仁さんが「あぶない刑事」シリーズの監督を務めており、原廣利さんも2024年に映画「帰ってきた あぶない刑事」で監督デビューしている。今回の「朽ちないサクラ」が監督として2作目になる。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受け付けており、13日23時59分が締め切り。15日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。 プレミアボックスシートは1000円プラス。