蔦屋書店で南依岐展、アルゴリズムを用いた巨大インスタ

【銀座新聞ニュース=2024年6月7日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は6月8日から26日までイベントスペース「GINZA ATRIUM」で南依岐さんによる個展「藝核一如」を開く。

銀座蔦屋書店で6月8日から26日まで開かれる南依岐さんの個展「藝核一如」に出品されるアルゴリズムを用いた作品。

「芸術の核」をテーマに独自のアルゴリズムを用いて絵画を制作している南依岐(みなみ・いぶき)さんが、今回は吹き抜けの会場を使い、円形の巨大なインスタレーション作品を発表する。また、このインスタレーションの設計図を用いた「インビテーションドローイング」を販売する。

「特別な招待状」の意味を込めた作品は、6号サイズ程度のキャンバスの上半分にインスタレーションの設計図と本展のタイトルや会期がプリントされ、下半分には作家が1点ずつドローイングを施した受注生産品となっている。

南依岐さんは1995年東京都生まれ、2019年にアメリカ・サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学でBFA(美術学士)を取得、2015年にサンフランシスコ郊外の公園でゲリラ的に個展を開いている。現在は、アメリカと日本を中心に活動し、「芸術の核」をテーマに独自のアルゴリズムを用いて絵画を制作している。父親は芥川賞作家の辻仁成さん、母親は女優の南果歩さんで、2人は1995年に結婚し、2000年に離婚している。南依岐さんは2018年に結婚している。

6月16日19時から20時に南依岐さんとゲスト3人によるトークイベントを開く。

開場時間は11時から20時(最終日は18時)。入場は無料。「インビテーションドローイング」をは6月8日11時から26日18時まで店頭とオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」で受け付ける。