蔦屋書店で星山耕太郎展、マンガのコマ割りで多面性を表現

【銀座新聞ニュース=2024年6月1日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は6月1日から21日まで店内アートウォールで星山耕太郎さんによる個展「SHELTER」を開く。

銀座蔦屋書店で6月1日から21日まで開かれる星山耕太郎さんの個展「SHELTER(シェルター)」に出品される作品「Watching TV(ウォッチングテレビ)」(油彩、キャンバス、2024年)。

アーティストの星山耕太郎さんはマンガのコマ割りを取り入れた独自のスタイル「Psychological Collage(サイコロジカル・コラージュ)」を発表し、写実や抽象表現、マンガやアニメ、ピクセル画など、異なる表現手法で描き分けたコマを重ねることで、モチーフの多面性を表現している。今回はこれらの新作を展示する。

星山耕太郎さんは1980年から1990年代のテレビ、マンガ、雑誌、本、ゲーム、音楽、デザイン、美術について「これらは幼い私にとって現実から身を隠す避難所であり、現在の私を構成する諸要素です。本作はこれらのイメージを恣意的に組み合わせた自画像的作品ですが、あくまで『私』はサンプルであって、この記憶と認識の関係を間主観的に追求することが制作の目的」としている。

星山耕太郎さんは1979年東京都生まれ、2003年に多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業、同年から2023年まで広告デザイナーとして勤務するかたわら、2010年から銀座で個展を開いている。

開場時間は10時30分から21時。入場は無料。6月1日10時30分から販売し、6月3日12時からオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも販売する。