大丸松坂屋画廊でマツモトヨーコ展、身近なものがモチーフ

【銀座新聞ニュース=2020年11月4日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は11月5日から11日までマツモトヨーコさんによる絵画展「Peaceful mind」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で11月5日から11日まで開かれるマツモトヨーコさんの絵画展に出品される「心に寄りそう」。

画家でイラストレーターのマツモトヨーコさんの新作展で、作品のモチーフは主にテーブルやイス、花など身近にあるもので、マツモトヨーコさんは「感情の記憶をふと呼びさます<装置>のようなものを描きたい」としている。

マツモトヨーコさんは1958年大阪府豊中市生まれ、1982年に京都市立芸術大学美術学部を卒業、1984年に同大学大学院版画専攻を修了、1983年から京都で個展を開き、その後、毎年、京都、大阪、名古屋、東京などで個展を開いており、1986年にカナダの「国際ミニアチュール展」に参加、その後、松下電器産業(現パナソニック)、京都銀行などのカレンダーも手掛けている。また、多くの書籍の装丁を担当している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。

丸善丸の内で酒井駒子「梨の子ペリーナ」原画展

【銀座新聞ニュース=2020年11月4日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は11月27日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで酒井駒子さんによる「梨の子ペリーナ」の原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で11月27日まで開かれている酒井駒子さんの「梨の子ペリーナ」原画展に展示される絵本の表紙。

絵本作家の酒井駒子(さかい・こまこ)さんがイラストを担当した、イタリアの作家、イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino、1923-1985)の児童文学「梨の子ペリーナ:イタリアのむかしばなし」 (世界のむかしばなし絵本シリーズ、翻訳は関口英子=せきぐち・えいこ=さん、BL出版、税別1600円)が9月10日に刊行されたのを記念して原画展を開いている。

「梨の子ペリーナ:イタリアのむかしばなし」は古くからイタリアに伝わるという物語で、イタロ・カルヴィーノがまとめた。内容は王さまに納める梨が足りないからと、父にかごに入れられ、一人宮殿にまでやってきた女の子ペリーナ。ペリーナは賢い子どもだったので、召使として仕事をてきぱきこなし、誰からも好かれ、同じ年頃の王子さまとも、すぐに仲良しになった。

ところが、「ペリーナが魔女の宝物をとってこられると自慢している」という、ありもしない噂が流れ、王さまは彼女に「宝物を持ってかえるまで中には入れない」と命令されてしまう。ペリーナは、一晩、梨の木の上で眠り、魔女の宝物を探しに歩きはじめた。

髪の毛をむしる3人の女、襲いかかろうとする3頭の番犬、血のように赤い水が流れる川、などが登場する場面が大変で、その中でもペリーナは、言いつけを守りながら難所を突破し、知らぬうちに出会ったものたちの苦しみをも解放してしまい、宝箱を手に入れた後の帰り道では、逆に助けられて無事に宮殿までたどり着く。最後は王子さまの機転で、2人は将来、仲良く結ばれることになるという話だ。

酒井駒子さんは1966年兵庫県生まれ、東京芸術大学美術学部油絵科を卒業、和物テキスタイルのデザイナーを経て、講談社絵本新人賞で佳作に選ばれ、1998年に絵本作家としてデビュー、2004年に「きつねのかみさま」(文章はあまんきみこさん)で日本絵本賞を受賞した。

2005年に「金曜日の砂糖ちゃん」でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞、2006年に「ぼく おかあさんのこと・・・」でフランスの「ピチュー(PITCHOU)賞」、オランダの「銀の石筆賞」、2008年に「くまとやまねこ」で第40回講談社出版文化賞を受賞している。2006年4月から2012年3月まで福音館書店の雑誌「母の友」の表紙を担当した。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。

中央の百貨店10月、日本橋2店増、大丸と銀座2店は減も減少幅は縮小

【銀座新聞ニュース=2020年11月3日】中央区とその周辺の主要百貨店の10月売上高(速報値、店頭ベース)は、日本橋三越、日本橋高島屋がプラスとなる一方で、大丸東京店、、銀座三越、松屋銀座店はマイナスだった。

10月の売上高で13カ月ぶりにプラスに転じた日本橋三越。宝飾、時計など高額品の購買意欲が高いという。

10月は前年10月の消費増税後の需要減の反動と、「大都市圏の店舗を中心にラグジュアリーブランドや宝飾、時計などの高額品が堅調に推移した」(三越伊勢丹ホールディングス)という。マイナスだった大丸東京店、、銀座三越、松屋銀座店ともマイナス幅は縮小している。

また、各店とも訪日外国人観光客売上高(インバウンド、免税売上高)は依然として厳しい状況が続いている。

三越伊勢丹ホールディングスの日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は前年同月比4.2%増(8月速報値36.1%減、確定値35.1%減、小型店舗と恵比寿三越、ソリューション統括部を含む、確定値ベースでの店舗別売上額は2019年5月から未公表)と店頭ベースでは13カ月ぶりに前年を上回った。

一方、銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は同26.9%減(同速報値47.8%減、確定値47.8%減、但し空港型免税店の売り上げを除く)と9カ月続けてマイナスとなった。

三越伊勢丹ホールディングスでは、伊勢丹新宿本店と三越日本橋本店では、ロイヤリティの高いお客を中心に宝飾、時計など高額品への購買意欲が高く、客単価は前年を大きく超えている。また、家の中で過ごす時間を充実させたいニーズの高まりを受けて、クリスマスケーキやおせちの予約販売は好調な滑り出しを見せているという。

ただ、訪日外国人観光客売上高は、引き続き低調で、前年の外国人観光客売上高シェアが高い大都市圏の店舗では、その大幅マイナスが前年の売り上げに届かない大きな要因となっている。

日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は同17.6%増(同速報値41.7%減、確定値41.2%減)と9カ月ぶりにプラスとなった。

外出を控える動きは引き続き継続している一方で、昨年の消費増税の駆け込み需要の反動があった影響などにより、全店では前年を上回った。

訪日外国人観光客売上高は前年比92.7%減、外国人観光客売上高を除いた店頭売り上げは同9.3%増だった。2018年10月比では店頭売り上げは18.9%減(既存店計17.5%減)、訪日外国人観光客売上高を除いた店頭売り上げは12.5%減(同10.9%減)となっている。

商品別売上高(15店舗ベース)については、特選衣料雑貨、宝飾品、リビングなどが前年実績を上回ったが、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、食料品などはマイナスだった。9月は全商品がマイナスだった。

J.フロントリテーリングの大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は同24.2%減(同速報値50.1%減、確定50.0%減)と昨年10月の消費税増税以降、13カ月続けて前年を下回った。

前年10月に消費増税直後の買い控えがあったことの反動や外商顧客向け催事の強化などによりラグジュアリーブランドが前年比2割増、美術、和服、宝飾品が同4割増となったものの、コロナ禍における外出自粛や訪日外国人観光客売上高の大幅マイナスの影響を受け、わずかに前年実績を下回ったとしている。

訪日外国人観光客売上高(速報値)は前年比97.4%減(客数同99.6%減、客単価同646.1%増)となっている。大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(訪日外国人観光客売上高の本年・前年実績を除く)は同7.4%増(前々年比17.0%減)だった。

J.フロントリテーリングでは2017年4月から「不動産事業」を独立させて、確定ベースで伸び率を公表しており(速報値ベースは未公表)、9月の「ギンザ シックス(GINZA SIX)」や「上野フロンティアタワー」などの家賃収入は同7.8%減だった。不動産事業がマイナスとなるのは、7カ月連続となる。

松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は同13.2%減(同速報値37.9%減、確定37.9%減、4月は5月の確定値段階で91.4%減と公表)と9カ月続けてマイナスとなった。

10月は、前年10月の消費税増税後の落ち込み、台風19号に伴う臨時休業などの一方で、「国慶節を皮切りに、活況を呈していた訪日外国人観光客売上高」などの諸条件が対比となり、売上高は前年に対してマイナスとなった。

ただ、全体としては、ゴートゥ(Go To)トラベルなどの各種施策で銀座へ訪れるお客が10月初めから増加し、海外ラグジュアリーブランドへのニーズの高さ(訪日外国人観光客売上高を除く売上高前年比85%増)や、クリスマス限定商品の展開が好調な化粧品(同5%増)などが牽引し、訪日外国人観光客売上高を除く売上高は前年に対してふた桁増となるなど、多くのカテゴリーにおいて国内客の回復が見られたとしている。

また、外商においても、テレビ通販や特注などの新規開拓の物件が寄与し、法人営業部では前年に対し売上高が4倍の伸びを示している。一方で、婦人、紳士ともに衣料品の動きは弱いという。

日本百貨店協会(中央区日本橋2-1-10、03-3272-1666)によると、国内73社196店舗(総従業員6万0376人)の9月売上高(店舗調整後)は前年同月比33.6%減の3340億4842万円で、12カ月続けてのマイナスとなった。

9月は、昨年の10月の消費増税前の駆込み需要(23.1%増)の反動と、新型コロナウイルスによる外出自粛に加え、一部地域では台風などの悪天候による休業、時短営業などが影響したとしている。

その一方で、各社が実施した会員優待施策や、徹底した感染予防策の下で再開した物産展などが奏功し、入店客数が復調傾向を示すなど、コロナ禍の中にあって持ち直しの動きも見られたという。このため、消費増税要因を除く2018年の対比では18.7%減だった。

地区別では、大都市(10都市)が35.5%減、地方(10都市以外の地区)は28.4%減と、その差(7.1ポイント)は、8月(14.9ポイント)からは大きく縮小した。

顧客別では、国内市場は30.5%減(12カ月連続、シェア99.4%)、訪日外国人観光客売上高(インバウンド)は入国制限の継続により91.6%減(21.2億円、8カ月連続、シェア0.6%)となった。

商品別では、駆込み需要で前年が高伸した雑貨や身のまわり品は苦戦したが、影響の少なかった食料品は比較的堅調という。また、「イエナカ」需要から少しぜいたくを楽しむ傾向も見受けられ、精肉や鮮魚、ワインや日本酒など酒類、家具、キッチン雑貨なども動いた。

衣料品は、プロパー品の生産調整や納期遅れ、リモートワーク継続によるビジネス関連の苦戦など厳しい状況が続くが、月後半の気温低下から一部秋物衣料や服飾雑貨に動きが見られたという。EC売り上げはふた桁の伸びを示す店舗も多く、引き続き好調としている。各社ではオンライン展開商材の拡充に加え、ECと店頭との連動策、SNSのライブ配信やウエブ接客など、さまざまな取り組みを積極的に進めているとしている。

全国の百貨店の9月の営業日数は前年より0.2日減の29.7日、107店舗の回答によると、入店客は1店が増え、98店が減ったとし、65店舗の回答によると9月の歳時記(敬老の日、彼岸)の売り上げについては3店が増え、52店が減ったとしている。

東京地区(12社25店)の9月の売上高(店舗調整後)は同35.0%減の930億3135万円と12カ月続けてのマイナスとなった。

国内89店舗の訪日外国人観光客需要の9月の売上高は同91.6%減の約21億2000万円と8カ月続けてマイナスとなり、国内の百貨店に占めるシェアが0.6%としている。

このうち、一般物品売上高は同89.3%減の約13億3000万円で、8カ月続けて前年を下回った。化粧品や食料品などの消耗品売上高が同89.3%減の13億3000万円、購買客数が同98.6%減の約5000人と8カ月続けてマイナスとなり、1人あたりの購買単価が同487.2%増の38万6000円で、10カ月続けて前年を上回った。

人気のあった商品は1位が化粧品(2018年1月から2020年8月まで1位)、2位にハイエンドブランド(2018年1月から2019年4月まで2位、5月3位、6月から2020年8月まで2位)で16カ月連続で2位、3位が婦人服飾雑貨(2018年1月3位、2月4位、3月3位、4月5位、5月3位、6月から2019年7月まで4位、8月3位、9月から5月まで4位、6月から8月3位)で、4カ月続けて3位だった。

3位が食料品(3月、4月は6位以下、5月4位、6月6位以下、7月と8月4位)で、ワンランク上がった。5位が婦人服・用品(2020年1月から2月5位、3月6位以下、4月5位、5月3位、6月4位、7月と8月5位)で3カ月連続だった。

免税手続きカウンターの来店国別順位は1位が中国本土(2018年1月から2020年8月まで1位)、2位は台湾(2018年1月と2月3位、3月4位、4月3位、5月から2019年1月4位、2月3位、3月から6月4位、7月3位、8月4位、9月から11月2位、12月と2020年1月3位、2月2位、3月4位、4月3位、5月から8月2位)で、5カ月連続だった。

3位はマレーシア(2018年1月から1月まで7位、3月に6位、4月、5月5位、6月と7月4位、8月3位)で、2カ月連続だった。4位はタイ(2018年1月から10月5位、11月と12月6位、2019年1月から8月5位、9月6位、10月から2月まで5位、3月7位、4月から7月6位、8月7位)で、8月の7位から順位を大幅に上げた。

5位は香港(2018年1月と2月3位、3月4位、4月3位、5月から1月4位、2月3位、3月から6月4位、7月3位、8月4位、9月から11月2位、12月と1月2位、2月3位、3月2位、4月、5月4位、6月5位、7月3位、8月5位)が2カ月連続だった。

6位は韓国(2018年1月4位、2月から6月2位、7月3位、8月から10月2位、11月から2019年1月まで3位、2月から6月2位、7月4位、8月2位、9月から2月まで4位、3月3位、4月2位、5月3位、6月3位、7月と8月4位)で、6位にまで下げた。7位はシンガポール(2018年1月から10月6位、11月と12月5位、2019年1月から8月6位、9月5位、10月から2月まで6位、3月5位、4月から7月7位、8月6位)で、順位を下げた。

インド、1日6万台に減少、不安の中ホテル再開に向け準備(45)

【モハンティ三智江のインド発コロナ観戦記=2020年11月3日】10月17日付けの統計では、インド全土の感染者数は743万人(回復者652万人、死者11万3000人)だが、1日の感染者数が6万3371人と鈍化(アメリカの809万人、1日7万0451人より少ない)、先月末までとどまることを知らぬ勢いだった感染爆発にようやく歯止めがかかったようで、ほっとしている。

今は去ること32年前、新婚時代の初々しかった私と今は亡きインド人夫。海辺の古い洋館を借りて、日本人バックパッカー向けの民宿(「Hotel Love & Life」の前身、東インドのベンガル湾沿いの聖地プリー在)を開業、そのテラスで、旅行者によって撮影された貴重な一枚。

この分だと、世界ワーストを免れ、2位のポジションを維持できるかもしれない。同時に、当オディシャ州(Odisha)も減少傾向、総感染者数は26万人超だが、実質患者数は2万5000人ほど、死者は1100人超と、4600万人という人口比率から言えば、日本と比べても、極少だ。

ピーク時は4~5%の勢いで急増していたのが、0.8%と急減、PCR検査は既に400万回行われており、10分の1程度の州民が受けた計算になり、日本と比べても、格段に多い。

これを受けて、当ホテルに避難中だった甥一家も昨夜、4キロ離れた住み慣れた我が家に帰っていった。

同時に7カ月近く休業を強いられた当ホテルも、客用の消毒薬や体温計などのサニタイザーを買いに走らせたり、徹底清掃させるなど、営業再開に向けて着々と準備を進めつつある。周辺のホテルや「小店」はほぼ開業、来たるお祭りに向けて準備万端だ。

2012年12月、ウダイプールの湖に浮かぶ宮殿ホテル・レイクパレス(当時で1泊46000円の超有名高級ホテル)をバックに結婚歴24年目の私と亡き夫。2人とも年相応に変貌し、スリムだった夫は肥えて腹がせり出し、手には吸いかけの煙草が。片時もシガーを手離せぬニコチン中毒ぶりが7年後、命取りになった。

感染リスクなどの一抹の不安はあるものの、同業他社がこぞって開業体制、遅れを取らぬよう、半年以上も閉め切ったままのレセプションオフィスを一両日中に開けるつもりだ。

●身辺こぼれ話/故竹内結子の映画鑑賞2

先月下旬自殺した竹内結子(たけうち・ゆうこ、1980-2020年9月27日)の映画レビュー第2弾をお届けする。「黄泉がえり」(2003年東宝配給、梶尾真治=かじお・しんじ=原作)を観たが、個人的な嗜好から言うと、「ストロベリーナイト」よりよかった。

「亡くなった大切な家族や恋人が蘇る」というテーマが、昨秋夫を亡くした私の心情にぴたりと来たせいかもしれない。その前に、同じ故人主演の「いま、会いにゆきます」(2004年東宝、市川拓司=いちかわ・たくじ=原作)の抄訳版を観ていたが、こちらも、幼い男児を遺して逝った愛妻が、6週間だけ蘇るというお話。

「黄泉がえり」の死人たちも結局は、消えてゆくのだが、竹内演じるヒロインが終盤まで実在していると思わせる演出が心憎い。実は、彼女自身も、黄泉がえりで、心を寄せていた男友達に会いに来た、というオチ。

黄泉がえりとわかって消えたあとのお葬式シーンでは、黒縁の遺影が画面に映るのも、17年後の自死を思うと、不吉な符合で感慨深い。

コンビ役の新聞記者を演じる草なぎ剛(くさなぎ・つよし)も、なかなかいい。ただ記者という役作りには、失敗している。全編通して役所勤めかと思ったくらい、記者らしくない記者だ。とはいえ、人間を演じるという意味では、そこそこ見せるが。

余談だが、「SMAP(スマップ)」のメンバーは、木村拓哉(きむら・たくや)はいうまでもなく、達者な役者揃いて、中居正広(なかい・まさひろ)も、「白い影」(2001年、TBSドラマ)で熱演していた。

歌手上がりで、本当にうまい俳優がいるもんだ。一芸に秀でる者は多芸に通ずというが、歌手と俳優は同じ芸能ジャンルだけに、歌がうまければ、演技もそれなりにうまい、ということになるのかもしれない。

本題に帰ると、私事で恐縮だが、夫が急死して11カ月近くになる私とて、例外でなく、いまだに夫が生き返って欲しいと思うことがよくある。

6週間などと、贅沢なことは言わない、1日、1時間でもいい、蘇ってくれたら、謝罪と感謝の気持ちを伝えたいのだ。夢の中でなく、向き合って、実在する肉体を、肉声を直に感じて、心からごめんなさいとありがとうを伝えたいのだ。

かけがえのない人を亡くした、深い喪失感は、同じところに旅立つまで癒されないのかもしれない。懐かしむだけの、想い出の人になって欲しくないとごねながら、偲ぶことしか叶わない懐旧の人になってしまったことが口惜しく哀しい。

(「インド発コロナ観戦記」は「観戦(感染)記」という意味で、インドに在住する作家で「ホテル・ラブ&ライフ」を経営しているモハンティ三智江さんが現地の新型コロナウイルスの実情について書いており、随時、掲載します。モハンティ三智江さんは福井県福井市生まれ、1987年にインドに移住し、翌1988年に現地男性(2019年秋に病死)と結婚、その後ホテルをオープン、文筆業との二足のわらじで、著書に「お気をつけてよい旅を!」(双葉社)、「インド人には、ご用心!」(三五館)などを刊行しており、感染していません。

また、息子はラッパーとしては、インドを代表するスターです。13億人超と中国に次ぐ世界第2位の人口大国、インド政府は3月24日に全28州と直轄領などを対象に、完全封鎖命令を発令し、25日0時から21日間、完全封鎖し、4月14日に5月3日まで延長し、5月1日に17日まで再延長、17日に5月31日まで延長し、31日をもって解除しました。これにより延べ67日間となりました。ただし、5月4日から段階的に制限を緩和しています。

11月3日現在、インドの感染者数は822万9313人、死亡者数が12万2607人、回復者が754万4798人、アメリカに次いで2位になっています。アメリカの感染者数は920万6975人、死亡者数が23万0995人、回復者が363万0579人です。州別の最新の数字の把握が難しく、著者の原稿のままを載せています。

また、インドでは3月25日から4月14日までを「ロックダウン1.0」とし、4月14日から5月3日までを「ロックダウン2.0」、5月1日から17日までを「ロックダウン3.0」、18日から31日を「ロックダウン4.0」、6月1日から6月末まで「アンロックダウン(Unlockdown)1.0」、7月1日から「アンロックダウン2.0」と分類していますが、原稿では日本向けなので、すべてを「ロックダウン/アンロックダウン」と総称しています。

ただし、インド政府は5月30日に感染状況が深刻な封じ込めゾーンについては、6月30日までのロックダウンの延長を決め、著者が住むオディシャ州は独自に6月末までの延長を決め、その後も期限を決めずに延長しています。この政府の延長を「ロックダウン5.0」と分類しています)

丸善丸の内で笹倉鉄平「Xマス」展、欧州各地のXマス風景

【銀座新聞ニュース=2020年11月2日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は11月4日から10日まで4階ギャラリーで笹倉鉄平さんによる「クリスマスの絵画展」を開く。

丸善・丸の内本店で11月4日から10日まで開かれる笹倉鉄平さんによる「クリスマスの絵画展」に出品される「温もり色に染まって」。

「光の情景画家」といわれる笹倉鉄平(ささくら・てっぺい)さんがヨーロッパ各地のクリスマス・シーズンを描いた、心温まる作品、原画、版画合わせて約60点を展示する。

ウイキペディアによると、笹倉鉄平さんは1954年兵庫県生まれ、1977年に武蔵野美術大学商業デザイン科を卒業、広告制作会社のイラストレーターとなり、1980年に退職し、フリーとして活動をはじめる。主に森永製菓のパッケージイラストをおよそ10年間担当し、1987年から毎日新聞カラー別刷版に月1回連載し、1990年に東京・青山で初の個展を開き、1991年にシルクスクリーンによる作品を発表、1992年にオランダで開かれた花の万博「フロリアード 1992」の記念版画を制作、2000年に「株式会社アートテラス」を設立した。

2001年にイタリア・フィレンツェに架かる1345年に完成された古い橋「ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)」を描いた作品「祝福」がイタリア・フィレンツェにある「日本文化経済交流協会」の公認作品となり、2004年と2005年にイタリアで個展、2007年に油彩、水彩、スケッチなどを展示する個人美術館「ちいさな絵画館」(兵庫県西宮市能登町11-17、0798-75-240)を設立、 2008年にパリと京都で「日仏交流150周年」などを記念して個展を開いている。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。