メゾンカイザー、日航羽田ラウンジに香川産キウイパン、店でも

【銀座新聞ニュース=2018年2月28日】パン業態の「メゾンカイザー」を運営する「株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポン」(港区芝浦2-14-5、ユニベル田町ビル、03-3798-1771)は3月1日から31日まで「香緑のデニッシュ」を「&COFFEE MAISON KAYSER」(中央区銀座1-11-14、銀松ビル、03-6263-2680)など一部の店で販売する。

3月1日から日航羽田空港国内線ダイヤモンドプレミアムラウンジで提供される「香緑のデニッシュ」と香川産キウイ。

香川県のオリジナルフルーツ「さぬき讃フルーツ」のひとつ、香川県オリジナルキウイフルーツのピューレとホワイトチョコを乗せたパンが「香緑(こうりょく)のデニッシュ」で、3月限定で主なメゾンカイザー店で販売する。

また、日本航空(品川区東品川2-4-11、03-5460-3121)の羽田空港国内線ダイヤモンドプレミアムラウンジでも提供する。羽田空港の国内線ダイヤモンドプレミアムラウンジは日航の国内線、国際線ファーストクラス客などが無料ですべてのメニューを利用できる特別ラウンジで、第1ターミナルの北と南に置かれており、出発前に使える。

「さぬき讃フルーツ」は香川県のオリジナル品種を中心とした果物で、県で認定した生産者が栽培し、糖度など一定の品質基準を満たしたものを認定して、推奨している。オリジナルでは、温州みかん、キウイフルーツ、イチゴの品種があり、一般産品としては中晩柑類、ぶどう、桃、梨、びわがあり、これまでに36団体4個人を認定している。

この中で、オリジナルキウイフルーツ「香緑」は糖度が高く、美しい濃緑色の果肉が特徴としている。

ブーランジェリーエリックカイザージャポンは木村屋総本店の社長、木村光伯(きむら・みつのり)さんのいとこで、1969年生まれ、慶応大学法学部を卒業し、1991年に千代田生命保険相互会社に入社、1997年に退社し、1998年にアメリカ国立パン研究所「AIB」を卒業、ニューヨークで修業し、1999年にパリ・メゾンカイザーで修業した木村周一郎(きむら・しゅういちろう)さんが2000年に「メゾンカイザー(Maison Kayser)」の日本とアジア圏のブランド管理会社として設立した。

2001年に国内初出店として高輪本店をオープンし、2002年に株式会社サンジェルマンへの技術指導をはじめ(製パンコンサルティング業務)、2005年に雪印乳業株式会社とオリジナルバターを共同開発し、2005年に日清製粉株式会社と小麦粉「トラディショナル」を共同開発し、2007年に台湾の商社「ビリーズ・インターナショナル(Breeze International)」と業務提携(製パンコンサルティング業務)し、2007年に台湾のベーカリー「メゾンカイザー台湾」のコンサルティングを開始し、2007年に直営店の総売上高で20億円を達成した。

2008年に北海道洞爺湖サミットにてパンを発表し、8カ国首脳に提供、2009年に独立資本の別ブランドとして「株式会社パット」を設立、「パン・オ・トラディショネル(Pain au Traditionnel)」をオープン、2010年に韓国ハンファグループと業務提携(製パンコンサルティング業務)し、2010年に韓国でオープンしたベーカリー「メゾンカイザーコリア」のコンサルティングを開始し、2010年に国内初の子会社として「株式会社メゾンカイザー仙台」を設立し、仙台に出店した。

2010年に木村周一郎さんが財団法人「日本食生活文化財団」より食生活文化銀賞を受賞、2011年にシンガポールに海外初の子会社「メゾンカイザー(シンガポール)」を設立し、2012年に直営店の総売上高が25億円になり、2013年にシンガポール子会社を香港の「メゾンエリックカイザーアジア(Maison Eric Kayser Asia)に売却し、2014年に年商が34億円になった。現在、全国で約30店を運営している。

銀座周辺のメゾンカイザー店で販売しているのは「アンド・コーヒー・メゾンカイザー(&COFFEE MAISON KAYSER)銀座1丁目店」以外に、「銀座松屋店」(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)、「日本橋高島屋店」(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)、「大丸東京店」(千代田区丸の内1-9-1、03-3201-5120)、「コレド(COREDO)日本橋店」(中央区日本橋1-4-1、コレド日本橋、03-3516-0030)など。

営業時間は各店に確認を。価格は1個300円(税別)。

銀座ニコン階段に伊藤久巳の「ドリームリフター」、B社”醜い”

【銀座新聞ニュース=2018年2月28日】カメラ大手のニコン(港区港南2-15-3、品川インターシティC棟、03-6433-3600)グループのニコンイメージングジャパン(住所・同、03-6718-3010)は3月1日から30日までニコンプラザ銀座(中央区銀座7-10-1、ストラータ ギンザ、03-5537-1469)内の階段フロアにある「銀座階段ギャラリー」で伊藤久巳さんの作品を展示する。

3月1日から30日までニコンプラザ銀座内の銀座階段ギャラリーに展示される伊藤久巳さんの「ドリームリフター」。ドリームリフターは中部国際空港でしか見られない貨物機。

ニコンイメージングジャパンが毎月、プロの写真家の撮影した作品1点を展示するのが銀座階段ギャラリーで、3月は航空写真家で、民間機や戦闘機などを撮影する伊藤久巳(いとう・ひさみ)さんが中部国際空港で写した米ボーイング社の貨物専用機「ドリームリフター(B747-400LCF)」を展示する。

「ドリームリフター」はアメリカ以外で生産されるボーイング787シリーズ「ドリ-ライナー」の大型部品をボーイング社の最終組立工場であるワシントン州エバレット工場へ輸送するために中古ジャンボ機「B747-400」を改修、改造した72メートルの胴体をもつ大型特殊貨物機だ。

日本では中部地区で生産されているドリームライナーの部品を輸送するために運航されているので、中部空港でしか見られない。ウイキペディアによると、ボーイング社内でも「醜い」と評されている。機体はボーイング社の所有で、運航は2006年9月の導入開始から2010年7月まで台湾のエバーグリーン航空が担当していたが、2010年8月からアメリカのアトラス航空に変更している。

伊藤久巳さんは1958年東京都生まれ、学生時代に蒸気機関車の撮影のためカメラと出会い、1983年に「伊藤久巳写真事務所」を設立、1987年からイカロス出版の取材カメラマンとして航空業界に進出し、現在ではフリーで軍民どちらの航空機も撮影、月刊「エアライン」、月刊「Jウイング」などの雑誌に発表するほか、航空会社や航空機メーカーなどの広告も手掛けている。2003年から2009年まで「日本航空写真家協会」会長を務めている。「日本写真家協会」会員。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は15時)。入場は無料。

第一ホテル東京各店で創業80年記念ディナー、特別メニューで

【銀座新聞ニュース=2018年2月27日】関西の私鉄第2位の阪急阪神ホールディングス(大阪府大阪市北区芝田1-16-1)傘下の阪急阪神ホテルズ(大阪府大阪市北区芝田1-1-35)が運営する第一ホテル東京(港区新橋1-2-6、03-3501-4411)は3月1日から5月13日まで各レストランで「第一ホテル創業80周年記念 レストランディナーフェア」を開く。

第一ホテル東京で3月1日から5月13日まで各レストランで開かれる「第一ホテル創業80周年記念 レストランディナーフェア」で鉄板焼「一徹」のディナー「のじぎく」(1万9380円)。

1938年4月29日に開業した「第一ホテル」時代から2018年に創業80周年を迎えることから、これを記念して、ホテル内の鉄板焼「一徹」(21階)、 ラウンジ「ラウンジ21」(21階)、 寿司「一寿し」(地下1階)、 フレンチ「アンシャンテ」(2階)、 トラットリア「ラ・パランツァ」(第一ホテルアネックス地下1階)の各店で特別メニューを提供する。

「アンシャンテ」では、ディナーコース「リアン-Lien」(サービス料、税込8888円)を提供する。メニューは一口前菜、ホワイトアスパラのブランマンジェ・オマール海老、生うにとキャビアとミモザ風サラダ添え、そら豆と海老のクーリー、グリーンピースのポタージュ、帆立貝のポワレとクリスピーなパンチェッタ添え、詰め物をした小ヤリイカと花ズッキーニ・トマトソース、うずらのピティビエ風パイ包み焼き、フォアグラとトリュフ風味で、それにパン、デザート(イチゴのスープに浮かべたフロマージュブランのムース)、コーヒーがつく。

同じく「ラウンジ21」のディナー「キャトルヴァン」(8000円)。

「一徹」ではA5ランクの神戸ビーフを使用したディナー「のじぎく」(1万9380円)を提供する。メニューは先付、旬の焼き野菜盛合せ、鉄板で作りあげる神戸ビーフの関西風すきやき、彩りサラダ、神戸ビーフフィレ&ロースステーキ(A5ランク)、神戸ビーフ入りガーリックライスで、それに味噌椀、香の物、フルーツ、コーヒーがつく。

「ラウンジ21」ではフォアグラや国産牛などを使ったディナーコース「キャトルヴァン」(8000円)を提供する。メニューはフォアグラのポワレ、アボカドとブリオッシュのグラタン添え、ビーフコンソメスーププランタニエール、宮城県産ほたて貝のポワレとオマール海老、アンチョビ風味のクリームソース、国産牛ロース肉のグリル粒マスタード入りマデラソースで、それにパン、日替わりのデザート、コーヒーがつく。

「一寿し」では1日8人限定で好みのネタから16貫選べる握り寿司「八重桜」(8000円)を提供する。メニューは好みの握り寿し16貫で、同一種類のネタは2貫までで、それに椀と水菓子がつく。

「ラ・パランツァ」では8種類の前菜からはじまる記念イタリアンディナーコース「スペシャルディナーコース」(8000円)で、メニューは8種類の前菜を盛合せたアンティパスト・ミスト、釜揚げ桜海老と春野菜・カラスミのタリオリーニ、本日のお魚のペルシヤードとタケノコのクレマ・カポナータを詰めた花ズッキーニを添えて、骨付き仔羊ロース肉のロースト・フォアグラとカチョカヴァッロチーズのソテー添え・春のキノコモリーユ茸(だけ)のソースと共に、よもぎパンナコッタと塩キャラメルジェラート添え、または本日のドルチェで、それとフォカッチャとコーヒーがつく。

ウイキペディアなどによると、株式会社第一ホテルは阪急東宝グループ総帥の小林一三(こばやし・いちぞう、1873-1957)によって1937年1月に設立され、皇紀2600年(1940年)に東京で開かれる予定だった第12回東京オリンピック大会のため、1937年1月に着工され、清水組(現清水建設)が建設、地上8階、地下1階の「第一ホテル」(後に新橋第一ホテル、現第一ホテル東京)が1938年4月29日に竣工し、当時626室の規模は「東洋一の客室数」と称された。

大東亜戦争後の1945年9月8日に連合国軍最高司令官(GHQ)総司令部に接収され、占領軍の高級将校らの宿舎として使用され、1946年に極東国際軍事裁判におけるアメリカ人弁護人らの宿泊にも利用された。1952年のサンフランシスコ講和条約の発効から4年経た1956年8月31日に返還され、ホテルとしての営業を再開し、1960年7月に隣接地に新たなホテルを増築開業した。

1938年開業の当初からのホテルが「新橋第一ホテル本館」、新たに完成した建物は「新橋第一ホテル新館」と呼ばれた。1961年に東証2部に上場し(後に1部)、1989年7月に内幸町に完成した東京生命本社ビルに「第一ホテルアネックス」(170室)が開業し、新橋第一ホテル本館が閉鎖され、1992年12月に新橋第一ホテル新館も閉鎖され、新橋における第一ホテルは54年の歴史に幕を閉じた。

新橋第一ホテル本館跡地に1993年3月、地上21階、地下3階建ての建物が竣工し、4月に「第一ホテル東京」(277室)として再開業した。しかし、第一ホテルは2000年4月に230億円の債務超過となり、5月に会社更生法の適用を申請、事実上倒産した。負債総額は1152億円だった。

7月に会社更生法適用が決定し、阪急電鉄が支援企業に決まり、2001年11月1日付けで完全子会社となった(11月21日をもって第一ホテルの更生手続きは結了)。2002年4月に阪急電鉄傘下の株式会社阪急ホテルズ(当時)に吸収合併され、「株式会社第一阪急ホテルズ」となり、2005年4月に旧株式会社阪急ホテルマネジメント、株式会社第一阪急ホテルズなど6社が合併して「株式会社阪急ホテルマネジメント」に商号変更し、2006年10月に「阪急阪神第一ホテルグループ」とし、2008年4月に「阪急阪神ホテルズ」となり、「第一ホテル」チェーンは「阪急阪神ホテルズ」の事業、ブランドとして存続している。

営業時間は基本的に17時から21時で、詳細は各店に確認。一寿しのみ日曜日、祝日休み。

フード協、1月外食売上高3.1%増、17カ月連、ファーストフード好調

【銀座新聞ニュース=2018年2月27日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)はこのほど、1月の「外産業市場動向調査」を発表した。

パートナーズダイニングが運営する「トラットリア ヴィノサルーテ神保町」では3月末まで長崎、五島列島直送のカキメニューと合わせてワインの飲み放題を980円(税別、2時間)で提供している。

それによると、1月は正月3が日や成人の日など年始需要がおおむね好調に推移し、下旬には関東地方を中心とした大雪や強い寒気が客足に影響を与えたものの、ファーストフード業態が洋風・和風を中心に堅調だったことや、ファミリーレストラン業態でも引き続き客単価が上昇していることから、全体の売上高は前年同月比3.1%増と2016年9月から17カ月連続で前年実績を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフードが同5.4%増で2015年12月から25カ月連続、ファミリーレストランが同0.8%増と3カ月続けてプラス、パブ・居酒屋が同3.6%減と3カ月ぶりにマイナスとなり、ディナーレストランが同3.5%増と2016年9月から17カ月連続、喫茶が同1.1%増と2016年6月から20カ月連続で、それぞれ前年実績を上回った。

また、1月の店舗数は同0.6%増、客数は同0.6%増、客単価が同2.5%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員の192事業者数、店舗数3万6197店が対象で、内訳はファーストフードが54社、1万9768店、ファミリーレストランが50社、9773店、パブ・居酒屋が31社、2202店、ディナーレストランが27社、1017店、喫茶が16社、2164店。

ギャルリー志門で青山洋子、及川秋星ら色の美学展

【銀座新聞ニュース=2018年2月26日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は2月26日から3月3日まで青山洋子さんらによる「色の美学・形の詩学 Part5」を開いている。

ギャルリー志門で3月3日まで開かれている「色の美学・形の詩学 パート(Part)5」のフライヤー。10人の作品が掲載されている。

2013年2月、2015年2月に開いた色と形で構成された平面作品を展示する「色の美学・形の詩学」展を2年ぶりに開く。2013年は井口通太郎(いぐち・みちたろう)さん、岩出(いわで)まゆみさんら8人が参加し、前回は井口通太郎さん、岩出まゆみさん、大島由美子(おおしま・ゆみこ)さん、小鶴幸一(こづる・こういち)さん、仁木庸(にき・やすし)さんら計13人、2016年に井口通太郎さん、小鶴幸一さんら11人が出展した。

今回は1951年大阪府生まれ、芦屋市展(買い上げ賞)、吉原治良賞(優秀賞)などを受賞している青山洋子(あおやま・ようこ)さんら10人が参加している。青山洋子さんのほかは、画家の石黒文代(いしぐろ・ふみよ)さん、現代美術家協会に所属し、「第70回記念現展」で第70回記念展賞を受賞した及川秋星(おいかわ・しゅうせい)さん、画家の大島進(おおしま・すすむ)さん、画家の大島由美子(おおしま・ゆみこ)さん。

1948年福岡県生まれ、武蔵野美術大学油画科を卒業、フランス・パリ国立美術大学に留学した画家の小鶴幸一(こづる・こういち)さん、1943年長野県坂城町生まれ、武蔵野美術大学造形学部美術科を卒業、同大学造形専攻科を修了した画家の竹内和彦(たけうち・かずひこ)さん。

画家の中村啓子(なかむら・けいこ)さん、画家の中村(なかむら)みつひろさん、現代美術家協会に所属する仁木庸さんが出品している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。